「穴をあける」の漢字は?開ける・空けるのどちらが正解かを解説

「穴をあける」は漢字でどう書くのが正しいのでしょうか。

「穴を開ける」「穴を空ける」――どちらも見かけるため、迷う人は少なくありません。

この記事では、次の疑問を、例文付きでわかりやすく解説します。

  • 「穴をあける」の正しい漢字表記
  • 「開ける」と「空ける」の違い
  • 「穴が空いた」は正しいのか?

それでは、ご一緒に、その内容をご覧ください。

【結論】「穴をあける」は「穴を開ける」が正しい

結論は、「穴をあける」は「穴を開ける」と書くのが正解です。

人が意図的に穴を作る場合は、「開ける」 を使うのが日本語として自然で、一般的です。

なぜ「開ける」が正解なのか

「開ける」「空ける」は意味が異なります。

まずは、それぞれの基本的な意味を確認しましょう。

開けるの意味

「開ける」は、ふさがっているものに物理的な開口部を作ることを表します。
いくつか例を挙げます。

  • 壁に穴を開ける
  • 箱に穴を開ける
  • 地面に穴を開ける

人の行為によって、物理的な穴を作る場合に使います。

空けるの意味

一方、「空ける」は、中身をなくす・空白の状態にするという意味です。

こちらも、例を見てください。

  • 席を空ける
  • 予定を空ける
  • 箱の中を空ける

「穴そのものを作る」という意味では使いません。

「穴を空ける」は間違い?「穴が空く」との違い

ここは非常に重要なポイントです。

「穴を空ける」は基本的に不自然

  • 壁に穴を空ける
  • 板に穴を空ける

このように、他動詞として「空ける」を使うのは不自然とされます。

ただし「穴が空く/空いた」は正しい

次の文は、正しい日本語です。

  • ボールが当たって、壁に穴が空いた

この場合、以下の観点を満たしているため、自動詞の「空く(空いた)」を使います。

  • 人が意図的に穴を開けたわけではない
  • 結果として穴が生じた状態を述べている

使い分けのポイント

使い分けのポイントを表にまとめました。

表現正誤意味
壁に穴を開ける人が意図的に作る
壁に穴が空いた自然・結果として生じた
壁に穴を空ける△〜✕不自然な他動詞

「人が作る → 開ける」、「結果として生じる → 空く」と覚えると迷いません。

例文で確認|正しい使い方・誤用例

以下の例文で、正しい使い方、誤った使い方を確認しましょう。

✅ 正しい使い方

  • 壁に穴を開ける。
  • ベルトに穴を開ける。
  • 書類にパンチで穴を開ける。

❌ 誤用になりやすい例

  • 壁に穴を空ける。
  • 板に穴を空ける。

何かが出入りする穴を「あける」の場合は「開ける」を使うと覚えてもいいでしょう。

「開ける・空ける・明ける」の違い【混同対策】

検索ユーザーが次に迷うポイントを先回り

ここで、よく混同される言葉も整理しておきましょう。

表現主な意味使用例
開ける物理的に開く穴を開ける・ドアを開ける
空ける空白・中身をなくす席を空ける・予定を空ける
明ける時間・期間の終わり夜が明ける・年が明ける

「穴をあける」という表現では、「開ける」または「空く(自動詞)」が適切です。

よくある質問(FAQ)

最後に、よくある質問で、内容を確認しましょう。

Q1. 「穴あけ」は漢字でどう書く?

A. 一般的には「穴開け」と書きます。

Q2. 公的文書やビジネス文書でも「穴を開ける」で大丈夫?

A. 問題ありません。最も無難で正確な表現です。

Q3. 「穴があく」とひらがなで書いてもいい?

A. 間違いではありませんが、説明文では「空く」と漢字にすると意味が明確です。

※「穴を開ける/穴が空く」のように、日本語には使い分けを迷いやすい表現が多くあります。
こうした間違えやすい日本語表現については、こちらの記事も参考になります。
期間があくを漢字で書くとどうなる?開く・空く・明くのどれが正解か

まとめ

今回のまとめは、短く・断定的にいいます。

  • 「穴をあける」は 「穴を開ける」 が正解
  • 「穴が空く/空いた」は 結果を表す正しい表現
  • 「穴を空ける」は基本的に避ける

迷ったら、「人の行為=開ける/結果=空く」か『何かが出入りする穴の場合は「開ける」を使う』と覚えておきましょう。

参考
漢字の使い分けときあかし辞典 研究者

※思えば、「ある言葉を漢字で書くと」の記事も増えてきましたよ

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら