静に旧字は存在する!その字形と各機器での出し方をご紹介
「静」に旧字は存在します。
旧字体は「靜」です。
現在は、人名用漢字に登録されており、名付けや人名表記にも用いられます。
本記事では、「静」と「靜」の違い、成り立ち、各機器での出し方を簡潔に解説します。
それでは、どうか本文をご覧ください。
静の旧字は「靜」【結論】
「静」に旧字は存在し、その字形は「靜」です。
現在使われている「静」は新字体で、「靜」は戦前まで一般的に用いられていた旧字体にあたります。
意味や読み方は同じで、字体のみが異なります。
| 種別 | 字形 | 備考 |
|---|---|---|
| 新字体 | 静 | 常用漢字 |
| 旧字体 | 靜 | 戦前まで使用 |
| 異体字 | (なし) | 実質的に靜のみ |
「静」「靜」の違いとは?(新字体と旧字体)

「静」と「靜」の違いは、右側のつくりにあります。
- 静(新字体):右側が「争」
- 靜(旧字体):右側が「爭」
戦後の漢字改革により、「爭」が簡略化され「争」(爫をクにした)となった結果、「靜」も簡略化されて「静」が常用漢字として採用されました。
つまり、「静」は「靜」を簡単に書けるよう整理された字体です。
なお、構成要素の「青」も旧字では字形が異なりますが、意味や用法に違いはありません。
静の旧字「靜」の成り立ち・意味
「靜」は、「青」+「爭(争)」から成る漢字です。
「青」は、「生(草の芽)」+「爭(引き合う・あらそう)」で、汚れがなく澄み切った様子や落ち着きを表します。
「爭」は「爪(下向きの手)」+「ノ(引っ張ること)」+「又(上向きの手)」で、「←・→」から「引き合う」⇒「争う」意味を持ちますが、中間に視点を置くと「バランスが取れて釣り合う」ことから、「落ち着く」という意味合いで使われています。
この二つが合わさることで、「音や動きがなく、落ち着いている状態」を表す漢字となりました。
新字体の「静」でも意味は変わらず、旧字「靜」の意味がそのまま受け継がれています。
静の旧字「靜」は現在も使える?
はい、現在も使用できます。
「靜」は常用漢字ではありませんが、人名用漢字として登録されている漢字です。
そのため、次のような場面では使用可能です。
- 人名(戸籍名・名付け)
- 歴史的表記や文章表現
- デザイン・書作品・旧字体表記を重視する文脈
ただし、一般的な文章や公的文書では新字体の「静」が使われることが多く、用途に応じた使い分けが必要です。
静の旧字「靜」の出し方【コピペ可】
ここでは、パソコン・スマホ・テプラの各機器それぞれに、「轟」の出し方を、わかりやすく紹介します。
パソコンでの出し方
基本的に、文字変換で出せば簡単です。
日本語で「しずか」と入力し、変換キーを押してください。

上記のように、変換候補に「靜」があるので、クリックすればOKです。
「しずか」の他に、「せい」でも、何回か変換キーを押せば、変換候補に「轟」が現れます。


ただ、上記で行った「しずか」の方が、圧倒的な早さで「靜」を出せますよ。
ついでに、Unicode「975C」も載せておきますね。
日本語で「975c」と打ち、F5キーを押しましょう。

変換候補に「靜」があるのでクリックすれば終わりです。
万が一、どっちもうまく行かないということなら、コピー&ペーストも可能です。
その手順は、次の記事を参照ください。
⇒ 両矢印の出し方は?パソコンではunicodeによる方法が使えるよ
スマホ(iPhone/Android)
スマホでも、パソコンと同じく、「しずか」を入力すれば、変換候補に「靜」が出てきます。

スマホも、「せい」でも、変換候補に「轟」が出ますね。

こちらも、変換候補が多いので、「しずか」の方が早く出すことができるでしょう。
テプラ
テプラも、パソコン・スマホと同じで、「しずか」で変換キーを押すと、「靜」は3番目に出てきます。

「ごう」で変換キーを押しても出せますが、変換候補が山ほどある(50以上)ので、こちらの変換は止めた方がいいでしょう。
H3 その他アプリ(Word・Excel)での入力方法
パソコンと同じ文字変換で簡単に出せます。
静の旧字に異体字はある?
結論から言うと、「静」の旧字に明確な異体字はありません。
旧字体として使われてきたのは「靜」のみで、字体の揺れや別形とされる字は一般的に確認されていません。
一部で字形の細かな違い(画の長短など)が見られることはありますが、いずれも書体差やフォント差によるもので、別の漢字(異体字)として扱われるものではありません。
そのため、「静」の旧字表記を用いる場合は、「靜」を使えば問題ありません。
※この「静」のように、旧字があって異体字のない漢字に「与」がありました。
まとめ
- 「静」の旧字は「靜」
- 新字体との違いは「爭/争」の字形
- 意味や読み方は同じ
- 「靜」は人名用漢字として現在も使用可能
- 明確な異体字は存在せず、旧字体は「靜」のみ
旧字表記が必要な場合や、人名・デザイン用途では「靜」を適切に使い分けることが大切です。
参考
上級漢和辞典 漢字源 学研
※思えば、「漢字の旧字」の記事も増えてきたようです。










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