将棋王座戦の賞金額と方式、永世位と面白いエピソードについて

2018年7月25日

王座戦とは、将棋の八大タイトルのひとつで、序列は、竜王戦、名人戦、王位戦、叡王戦に次ぐ第五位です(20201年度は第四位でした)。

主催は、日本経済新聞社ですね。

過去の流れを見てみますと、1953年に一般棋戦として創設され、1983年(31期)にタイトル戦に格上げされました。

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参加棋士と賞金

将棋世界2月号106項 抜粋

参加棋士

日本将棋連盟の王座戦棋戦概要を見ると、参加棋士は全棋士と女流棋士四名で行われます。

賞金

王座戦の賞金ですが、残念ながら公開されていません。ですが・・・。

60爺

ようやく、自分なりの将棋八大タイトルの賞金額一覧を作成しました。

やっぱり、タイトル戦ですし、序列が5位とは言え1,000万円以下はないと考えました。

賞金額は1,400万円です!

この数字と、タイトルの序列(賞金でランク付けされていると言われています)から、王位が2,000万円、王座が1,400万円、王将が1,200万円と当たりをつけました。そうなると、必然的に棋王は1,300万円になりますね。

引用 将棋八大タイトルの賞金額はいくら?各サイトをめぐってとりまとめた

詳細は、次の記事を参照してください。


王座戦の方式

それでは、王座戦の挑戦者になるまでの道筋を説明していきます。

どのタイトル戦もそうですが、予選と本戦があります。そして、この予選及び本戦に各棋戦の特色があるのです。

王座戦は、一次予選、二次予選のトーナメント戦を行い、二次予選を勝ち抜いた棋士とシード棋士の16名によって挑戦者決定トーナメントを行い、挑戦者を決めます。

次の図を参考にしてください。

王座戦の番勝負(五番勝負)は、毎年9月から10月にかけて王座と挑戦者が勝負し、勝者が王座のタイトル称号を得ることになります。

持ち時間は、五番勝負を含む全ての対局で各5時間(1日制)です。

一次予選

シード者以外の順位戦C級1組以下の棋士(永世称号者は除きます)と、女流棋士4名によりトーナメント形式で行われます。

二次予選に進出するのは6名です。

なお、シード者以外の順位戦C級1組以下の棋士であっても、次の成績を納めたものは、一次予選が免除されます。

  • 前期本戦トーナメント進出
  • 前期二次予選戦績優秀者 どんな条件なんだろう?
  • 過去番勝負進出者
  • 非タイトル棋戦優勝者

二次予選

一次予選の勝ち抜き者6名と、シード者以外のB級2組以上の棋士によりトーナメント形式で行われます。

シード者の人数によりますが、挑戦者決定トーナメントへの出場枠は毎年10枠前後(最多で12枠)です。

前期のベスト4進出者とタイトルホルダーは、挑戦者決定トーナメントからの登場です。

挑戦者決定トーナメント

二次予選の勝ち抜き者とシード者の計16名によるトーナメントです。

シード者は前年の挑戦者決定トーナメントでベスト4以上とタイトル保持者です。

トーナメントの勝者が王座と五番勝負を戦います。

五番勝負

王座保持者と挑戦者が、例年9月から10月にかけて五番勝負を行い、先に三番勝った棋士が王座になります。

五番勝負は全国各地の旅館やホテルなどで開催されます。

王座戦の番勝負は1日で決着がつきます。上述しましたが、持ち時間は5時間です。

名誉王座

次の記事でも述べておりますが、王座戦の永世称号である名誉王座は、王座を連続5期もしくは通算10期以上保持した棋士に与えられます。

将棋界で永世称号のある7大タイトル戦のうち、「永世」ではなく「名誉」を冠するのは王座戦だけです。
※その他の棋戦では、NHK杯(テレビ将棋トーナメント)も、同じ要領で「名誉NHK杯」ですね。

現在の名誉王座を獲得しているのは、中原誠と羽生善治九段の二名のみです。

中原は、主催の日本経済新聞社が1996年9月に同称号を制定した際、タイトル戦昇格前の優勝回数10回と昇格後の獲得6期を合わせて16期(16回)の実績があったことから資格をあたえられました。

同年、羽生竜王(当時)も連続5期達成により資格を得ました。

名誉王座は、他の永世称号と違い、現役のままでも満60歳に達すると名乗ることができます。

この規定により、中原は60歳の誕生日である2007年9月2日から名誉王座を名乗りました。

王座に関しての面白エピソード

前王座20年

1992年第40期王座戦で羽生が福崎文吾九段から王座位を奪取して以降、2010年第58期の連続19期タイトルを保持し続けていました。このため、福崎は長年「名目上の前王座」だった訳です。

「名目上の前王座」が19期連続という珍記録であったため、福崎自身も「名誉前王座」などと称していることが、将棋ペンクラブログ・2011年4月14日の最後に載っています。

連続出場記録26期

今度は記録の話です。

羽生は2011年に20連覇(対渡辺明)を逸しましたが、翌2012年に挑戦者として奪還に成功しました。

そして、再度5連覇したものの、2017年第65期に再び失冠(対中村太地)して、翌2018年第66期に本戦1回戦で敗れるまで、同一タイトル戦連続出場記録26期(1992年-2017年)を数えました。

それまでの最長記録は大山康晴が名人戦と王将戦で持つ21期でした。また、羽生の王座通算24期在位は、一つのタイトル獲得期数としては史上最多となっています。

詳細は、次の記事をご覧ください。

参考サイト
wiki王座戦 (将棋)

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。

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Posted by 60爺