草冠に倉で「蒼」!読み方から意味・名前での使われ方まで総特集

2023年9月19日

日本の「色」を表す漢字にはたくさんの種類がありますね。藍色だとか橙色だとか、普通聞かないような色が存在します。

60爺

今回の漢字には、知っているんですが、こんな色があるんだという文字を選んでみました。

その漢字が「蒼」です。意外や意外、草冠に倉で構成されています。

その示す色が何色かは本文を読んでくださいませ!

そういうことで、この草冠に倉の「蒼」について、読み方から意味・書き順、そして、名前での使い方まで総特集したいと思います。

ご一緒に、最後までご覧になってください~。

スポンサーリンク

草冠に倉といえば蒼!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、蒼の意味と読み方を明確にしましょう。

蒼の読み方と意味

画数 :13画
音訓:ソウ あお あお・い
意味
①{名詞・形容詞}あお(あを)。あおい(あをし)。深い青色。青黒色。生気のないあお色。くすんだあお色をしている。②{形容詞}元気がなくあおざめたさま。色艶がうせたさま。③{形容詞}草木のあおあおとおい茂るさま。④{形容詞}あわてふためくさま。▽ふつうは「倉」と書く。⑤姓の一つ。
日本語だけの意味・用法
(名付)しげる

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

「蒼」の音読みは「そう」で、訓読みは「あお」「あお・い」ですね。冒頭で言った色は「あお」でした。

意味は4つありますね。

①「あお」は「あお」でも深い青色を指します。「青黒色」「生気のないあお色」「くすんだあお色」だと、あんまりいい意味は感じないですねえ。

この意を持つ言葉に「蒼海(ソウカイ):あおい海。あおうなばら。」があります。

②の意を持つ言葉は次の2つですね。

  • 蒼顔(ソウカ゛ン):年をとってつやのない顔。
  • 蒼髪(ソウハツ):つやのない髪。

③では「草木が生い茂るさま」の意ですが、②とは正反対の意のような感じですね。②はヒトに対して、③は植物に対してだと思いますけど。

④では、①~③とは全然違う意が出ています。次の言葉があります。

  • 蒼卒(ソウソツ)(=倉卒):あわてるさま。また、にわかであわただしいさま。
  • 蒼惶(ソウコウ)(=倉惶):あわてていて落ち着きがないさま。
60爺

⑤は、姓の名称です。「蒼」さんがいることを示しています。

蒼の書き順を見てみましょうか。

草冠を書いてから倉を書きます。倉は9画ですが、書き順は難しくはないですね。

もっと詳しく知ろう!蒼の漢字としての由来や成り立ち

蒼の解字です。

蒼=「倉(ソウ 深い)」+「艸(くさ)」(形声)。

形声とは、漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。

倉は貯蔵することから、「深く入る」「深く突き入れる」というイメージに転化しました。ここから、蒼は草が鬱蒼と茂ったときの深いあお色を示すようになったんですね。

蒼の初義は「深いあお色」で、語源は「天が澄み切って、どこまでも果てしない時に見える色が蒼」なんです。すばらしいですね!

この漢字の示すのは、上記の意味の①③をまとめた形ですかね!


蒼のつく言葉

蒼は植物ではないので、蒼のつく言葉を見ていきましょう。

蒼のつく言葉読み意味
蒼海ソウカイ{蒼溟(ソウメイ)}あおい海。あおうなばら。
蒼渇ソウカツあせてつやのないあお色であるさま。
蒼穹ソウキュウ青空。蒼空。碧空(ヘキクウ)。蒼天。
蒼古ソウコ⇒蒼枯。古びていて趣がある。
蒼庚ソウコウ⇒倉庚。うぐいすのこと。黄鳥。
蒼黄ソウコウ①あお色と黄色。②=倉黄。非常にあわてるさま。
蒼山ソウサ゛ン①木の茂ったあお黒い山。②山名。山東省臨沂(リンキ゛)県にある。
蒼潤ソウシ゛ュンうるおいのあるあお黒さ。
蒼生ソウセイ{蒼民(ソウミン)・蒼氓(ソウホ゛ウ)}多くの人民のこと。▽あおあおと茂った木がたくさんある意から。
蒼然ソウセ゛ン①あおあおと草木が茂ったさま。②夕方のうすぼんやりしたさま。③色あせてふるびたさま。「古色蒼然」
蒼蒼ソウソウ①空の色のあおあおとしているさま。②草木がこんもりと茂っているさま。③年老いて髪がしらがまじりであるさま。④あけ方のうすぐらいそらのさま。⑤月があお白いさま。
蒼卒ソウソツ⇒倉卒。あわてるさま。また、にわかであわただしいさま。
蒼天ソウテン{蒼昊(ソウコウ)・蒼(ソウコウ)・蒼空(ソウクウ)・蒼穹(ソウキュウ)・蒼玄(ソウケ゛ン)}①あおぞら。②天のこと。③春のそら。④東のほう。
蒼頭ソウトウ①兵士。兵卒。▽昔、あお黒い頭巾(ス゛キン)で頭を包んだことから。②下男。召使。
蒼白ソウハク血の気が失せて青ざめていること。「顔面蒼白」
蒼旻ソウヒ゛ンあおぞら。▽「旻」は、秋のそら。
蒼蕪ソウフ゛あおあおと茂った草むら。
蒼茫ソウホ゛ウ空・海・平原などがあおあおとして広がっているさま。
蒼莽ソウホ゛ウ・ソウモウ①草木のあおあおと茂っているさま。②空があおあおとしているさま。
蒼蠅ソウヨウ・アオハ゛エ①大形で体が青く光るはえ。②《俗語》はえ。転じて、とるにたりない、つまらないもののたとえ。
蒼鷹ソウヨウあお白い羽をしたたか。猛鳥とされる。しらたか。▽きびしい役人のたとえとしても用いる。
蒼竜ソウリュウ・ソウリョウ①あお黒い毛なみの巨大な馬。▽年老いてまがりくねった松、うねうねとした山のたとえにも用いる。②二十八宿ちゅうの東の七宿(角・亢(コウ)・(テイ)・房・心・尾・箕(キ))の総称。③太歳(タイサイ)(木星)の別名。④四神の一。「青竜」とも。
蒼老ソウロウ①年を経て古びたさま。②年老いたさま。
蒼浪ソウロウ①あおあおとした海。②海や空などがあおく広がっているさま。③髪の毛が、つやがうせてしらがまじりになったさま。

こりゃ、また、とんでもない数の言葉が出て来ましたね!

60爺

24もあります!

蒼白、蒼穹、蒼天なんぞは、見たことがあります。

蒼海、蒼浪なんてのは、海と合わせて「あおあお」としたさまを見せているんですね。

先程の意味と合わせて、言葉を見ていくと面白いですね。

名前に使われる際のポイントは

「蒼」は、2022年度の名前ランキングで人気ナンバーワン!(明治安田生命保険 男の子の名前)

蒼のつく言葉で出て来ましたが、「蒼海」「蒼穹」「蒼蒼」「蒼然」等、自然にある広大な「あお」さを連想できます。

自然が持っているスケールの大きい「力強さ」「雄大さ」をイメージできませんか。

こんなところからのことから、「蒼」には、次のような願いが込められます。

  • 草木がすくすく育つように、まっすぐ育ってほしい
  • 大きな夢を持った人になってほしい
  • のびのびと逞しく生きていく人になってほしい

男の子の名前60爺ベスト3

  1. 蒼(しげる)
  2. 蒼太(そうた)
  3. 蒼真(そうま)

1の読みが「しげる」で、2,3の読みは「そう」にしました。

1の名前は1文字の名前です。

女の子の名前60爺ベスト3

  1. 蒼芭(あおば)
  2. 蒼寧(あおね)
  3. 蒼乃(あおの)

女の子の名前の読みは、全て「あお」にしました。それぞれ、止め字を変えた名付けです。

名付けにも最適だなと感じた「蒼」なんですが、実は否定的な意見も複数あるんです。そこで、そんな意見に対し、見解を述べてみました。

最後に

草冠に倉で蒼の読み方と意味について述べてきました。

意味は、5つあり、トップは「色」を示していました。蒼は黒が混じった青のことなんですね。

その他に、「元気がなくあおざめたさま」「草木のあおあおとおい茂るさま」「あわてふためくさま」とそれぞれ異なる意を持っていました。この文字の姓もあるようです。

蒼は植物を示していないので、蒼のつく言葉を集めたら、なんと24もの数に上りました。知っている言葉もいくつかありましたよ。

※気づけば草冠の漢字の記事も増えてきました

スポンサーリンク
この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。

草冠の漢字

Posted by 60爺