電話詐欺の対策?詐欺師を撃退した喜寿オヤジの逸話をご紹介
「こちらXXXXですが、料金が未納のため本日中に回線を停止します」――詐欺グループが得意とする留守番電話の常套句です。
しかし、その電話を受けたのは、喜寿を迎えた親戚のオヤジ。
「そりゃ大変だ」と、即、銀行に行き、自分の口座に入金を実行!
そして、詐欺電話が指定する番号に電話して「入金したから引き落とししてくれ」との依頼をしたのです。
……。
そして、結果は上々、天然の壁はセキュリティソフトより強力だったのです。
今回は、そんな「電話料金未納詐欺」を無意識に封じ込めた、喜寿オヤジの爆笑エピソードをご紹介していきます。
短いエピソードですが、そんな喜寿オヤジの詐欺師撃退話を腹を抱えて最後までご覧ください。
事の発端
さて、この事件の発端から始めていきましょう。
留守番電話に、よくあるメッセージが入っていたのです!
「XXXです。料金の未納があるので電話が利用停止となります」っていう奴ですね。
この手の電話は、留守番電話にしていても、上記の内容をメッセージとして残しておくんで始末が悪いんですよね。
60爺は、この手の録音は即座に削除しています。
しかし、今回の主役である喜寿オヤジの行動は、そんな60爺の想像を絶するモノだったのです。
喜寿とは?
長寿を祝う習慣の一つで、77歳を迎えるお祝い
漢字の「喜」という字を草書体で書くと「㐂」でしたね
⇒ 七が三つの「㐂」の入力をスマホ・パソコンでする為の最適解をご紹介
喜寿オヤジの驚くべき行動
そうなんです、これを聞いた、喜寿オヤジの行動は違いました!
何をしたと思います。
「電話を止められてはかなわん」と、なんと、銀行に行って、自分の口座に入金をしてきたのです。
「これで引き落としてもらえるから安心!」と思ったのです。
期せずして詐欺師を撃退
それから後、またもや、詐欺電話がかかってきました。
在宅していた喜寿オヤジ、堂々と対応します。
音声メッセージの「オペレーターに繋ぐ場合はX番を押してください」に対して、Xを押して、オペレーターである詐欺師とのやり取りが始まりました。
喜寿オヤジ:銀行口座に入金したので引き落としてください
詐欺師:コンビニでプリペイドカードを買って支払いください
喜寿オヤジ:だから、入金は終わっているので、引き落とししてください
詐欺師:コンビニに行ってプリペイドカードを買って、それで支払いってください
喜寿オヤジ:何を言っているのかわからない。引き落とししてください
詐欺師:支払いの方法は、まず、コンビニに行ってプリペイドカードを買って……
喜寿オヤジ:(話を遮って)だから、銀行の入金は終わってるので、引き落としできるでしょ
詐欺師:ですから、そうではなくて、コンビニに行ってプリペイドカードを買って……
喜寿オヤジ:何を言っているのかわからないんだけど……。銀行には入金してあるから
詐欺師:……
なんと、詐欺師とのやり取りが全く噛み合っていません。
先方は、電子マネーで払わせたいのですが、喜寿オヤジは銀行引き落としで支払うモノと決めているので、厳として詐欺師の言うことを聞こうとしません。
電話でのやり取りが長いので、喜寿オヤジの奥さんが心配して、近所の兄貴の家にSOSしました。
奥さんの兄貴が「詐欺電話に決まってんじゃねえか」と喜寿オヤジの家に行ったところ、喜寿オヤジの対応に負けた詐欺師が、自ら電話を切っていたそうです!
喜寿オヤジは、期せずして詐欺師を撃退したのです。
これを聞いた60爺は、嫁さんと二人で大笑いしました。
ですが、60爺も、いずれはもっと年を取り、詐欺師に操られかねません。
しっかりとした頭と身体を保ち続けたいものです。
※「雑談の部屋」の最新記事のため次の記事はないので、トップの記事を挙げておきます。
※「雑談の部屋」の一つ前の記事です。
最後に
結局のところ、喜寿オヤジは詐欺撃退の名人でも何でもなく、ただの「天然トークの達人」だっただけです。
電話会社を名乗る詐欺師が必死に「プリペイドカードで支払って!」と叫んでも、「何を言っているかわからない」と返されては勝ち目なしですね。
本人は詐欺との戦いに勝った自覚ゼロ、ただ日常を貫いただけです。
ですが、その無自覚な強さこそ、最新の防犯マニュアルも真似できない鉄壁のガードでした。
笑いと安心を同時に届けてくれる、まさに「喜寿最強セキュリティ」のお話でした。
※「雑談の部屋」の記事はすごい大所帯です!
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