広の旧字「廣」の出し方!パソコン・スマホ・テプラでどうやる
「広」の旧字である「廣」を入力したいのに、キーボードやスマホでうまく出せず困ったことはありませんか。
人名や屋号、寺社名、看板などでは、現在でも旧字の「廣」が使われる場面があり、正しく入力する方法を知っておくと安心です。
この記事では、旧字「廣」の出し方について、パソコン・スマホ・テプラ別にわかりやすく解説します。
「変換しても出ない」「環境によって表示できない」といった疑問にも触れていますので、ぜひ参考にしてください。
「広」の旧字「廣」
「廣」は「広」の旧字ですが、使える場面や注意点があります。

旧字としての位置づけについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
この旧字「廣」の、パソコン・スマホ・テプラの各機器への入力方法を、手順を交えて、わかりやすく紹介していきます。
パソコンでの「廣」の打ち方
文字変換とUnicodeによる打ち方の2つをご紹介します。
文字変換による「廣」の打ち方
始めに文字変換による「廣」の打ち方です。
変換をかける文字は、新字と同じ読みの「ひろ」です。
それでは、「廣」の打ち方の手順を見てください。
- 「ひろ」入力
- 日本語で「ひろ」と入力します。

- 変換候補から「廣」を探す
- 変換キーを数度押すと変換候補が現れます。
目指す「廣」を探します。
見つけたら、クリックしましょう。

- 「廣」入力完了
- 「廣」が入力されました。

「廣」を入力するには、これが一番簡単な打ち方だと思います。
「ひろ」の他に「こう」変換でも出すことができます。
Unicodeによる「廣」の打ち方
4桁のUnicodeを打ち込んで変換をかける打ち方です。
手軽なんですが、Unicodeを覚えておかねばならないという記憶力に頼る欠点があります。
- 「5EE3」入力
- 日本語で「5EE3」と入力します。
ご覧のように「5ええ3」となりますが気にしないでください。
F5キーを押します。

- 変換候補から「廣」を探す
- 変換候補が現れますので、目指す「廣」を探します。
見つけたら、クリックしましょう。

- 「廣」入力完了
- 「廣」が入力されました。

日本語でUnicodeを入力してF5キーを押すだけです。
ここでの注意点も「日本語で」という部分!
これだけで、望む漢字を入力できます。
上述したように、Unicodeを覚えるのが最大の難関ですね!
先ほど言った「日本語」で!ということだけは覚えておいてくださいね。
スマホでの「廣」の打ち方
スマホででも「廣」を出すのに、文字変換による打ち方が出来ます。
変換をかける文字は、パソコンと同じく「ひろ」ですね。
- 「ひろ」入力
- 日本語で「ひろ」と入力します。

- 変換候補をタップ
- 変換候補を表示するため、「ⅴ」をタップしましょう。

- 変換候補から「廣」を探す
- 変換候補が表示され、「廣」が見つかったらクリックします。
今回は4行目に発見しました。

- 「廣」入力完了
- 「廣」が入力されました。

以上、スマホでも問題なく「廣」を表示できました。
テプラでの「廣」の打ち方
ここでは、テプラ(TEPRA PRO SR300)における「廣」の打ち方を紹介します。
次の2つの打ち方があります。
- 文字変換による打ち方
- JISコードを指定する打ち方
これらの打ち方を手順に従って、ご紹介します。
文字変換による打ち方
パソコン・スマホと同じく、文字変換によって「廣」を表示する方法です。
入力する文字は、パソコン、スマホと同じ「ひろ」です。
- 「ひろ」入力
- 日本語で「ひろ」と入力します。

- 「変換」ボタン押下
- 「変換」ボタンを押して候補を表示します。

- 「廣」で「選択」ボタン押下
- 「↓」ボタンを押していくと「廣」が候補に表れますので、「選択」ボタンを押すことで表示できます。

- 「廣」入力完了
- 「廣」が入力できました。

「こう」でも「廣」は候補に表れますが、「ひろ」に比べてかなりの労力が要りました。
JISコードを指定する打ち方
次は、JISコードを指定する打ち方です。
パソコンでのUnicodeを指定する打ち方と似ていますが、テプラ独自のコードを使った打ち方です。
- 「シフト」+「あ・ア」キー押下
- 「シフト」を押しながら、「あ・ア」キーを押します。
コード入力画面が表示されます。

- 「5502」入力
- コードに「5502」を入力します。
SR300の取扱説明書から「廣」を検索します。
もし、見つからない場合、そのTEPRAで「廣」を入力することは出来ません!

- 「廣」押下
- 「廣」が候補に表れますので、「選択」ボタンを押します。

- 「廣」入力完了
- 「廣」が入力できました。

コードさえわかっていたら、こちらの方が簡単ですね。
この方法を紹介した記事があります。
以下の記事では、「慶」の旧字について紹介しています。合わせて、ご覧ください。
入力できない時の対処法
「広」の旧字「廣」は、文字コードが用意されているので、今、説明してきた入力方法で問題なく出すことができるはずです。
しかし、万が一、うまく行かない場合は、この記事にある「廣」を、コピー&ペーストすることで入力できると思います。
テプラでは、コピー&ペーストが使えませんので、もし、旧字「廣」が見つからない場合は、出すことが出来ません。
その場合は、残念ですが、パソコンと接続できる機種を使う選択しか残されていません。
最後に
旧字「廣」は、現在でも文字として使用でき、特に人名や屋号、寺社名などの固有名詞では使われることがあります。
パソコンでは日本語入力の変換やunicode変換が使用できました。
スマホでは文字検索での入力が可能です。
また、KINGGIMのラベルライター「テプラ」でも、上位機種、下位機種に限らず、「廣」が使用できます。
おそらく、どの環境でも、表示や入力が制限されることはないと思いますが、万が一、うまく出ないときは、コピー&ペーストを試してください。
用途に応じて正しい方法を選び、旧字「廣」を適切に使い分けましょう。
※思えば「打ち方・出し方」の記事も増えてきました











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