オス記号「♂」の出し方【パソコン・スマホ・テプラ別】完全解説
インターネット上や資料作成で「オス記号」を入力したいのに、どうやったら出せるか悩んだことはありませんか?
この記事では、パソコンやスマホ・テプラなどの機器を使って、目的の記号「♂」を入力する方法を環境別に手順を交えて紹介します。
そんなことより、さっさと使いたい方とおっしゃる方のために、コピペ用記号を提示します。
- オス記号:♂
- メス記号:♀
上の記号をタップまたはクリックしてコピーし、必要な場所に貼り付けてお使いください。
さて、この記号「♂」は、一般的に「雄記号」と呼ばれますが、他にも、「男性記号(だんせいきごう)」、「火星記号(かせいきごう)」といった呼ばれ方をします。
由来や歴史については、記事の後半「知っておきたいオス記号(♂)の豆知識」で詳しく解説しますので、お楽しみに。
オス記号「♂」の出し方・入力方法
ここからは、パソコン、スマホ、テプラ、それぞれの機器でのオス記号「♂」の出し方・入力方法を手順を示しつつ、ご紹介します。
オス記号「♂」の出し方・入力方法(パソコン)
パソコン(Windows11)でオス記号「♂」を出す方法は、次の2種類を紹介します。
- 文字変換
- Unicode変換
以上の方法を順にご紹介します。
文字変換
オス記号「♂」の出し方の手順を示します。
- メモ帳起動
- メモ帳で、オス記号「♂」の出し方を紹介します。

- 「おす」と入力
- 「おす」と入力します。

- 「変換」キー押下
- 「変換」キーを何度か押してください。
変換候補にオス記号「♂」が見つかります。

- オス記号「♂」入力完了
- オス記号「♂」が入力できました。

簡単に入力できました。
unicode変換
今度は、unicode変換によるオス記号「♂」の出し方の手順です。
- メモ帳起動
- 今回も、メモ帳でやってみましょう。

- 「2642」入力
- 「2642」と日本語で入力します。

- F5キー押下
- F5キーを押してください。
変換候補にオス記号「♂」があるのでクリックします。

- オス記号「♂」入力完了
- オス記号「♂」が入力できました。

unicode変換は簡単ですが、いつまでも覚えていられないのが欠点です。
※パソコンで「記号」や「カナ」の出し方の一覧を記事にしています。
オス記号「♂」の出し方(Mac)
Mac環境でオス記号「♂」を入力する最適な方法は次の通りです。
「⌘(Command)+⌃(Control)+スペース」 を押します。

画面右上に「文字ビューア」が表示されます。

「文字ビューア」の左のメニューから「象形文字」をクリックします。

右下の方に、オス記号「♂」があるのでクリックします。

オス記号「♂」の出し方(スマホ)
スマホ(Android)でのオス記号「♂」の出し方ですが、パソコンで行った文字変換が使えます。
パソコンと同じ「おす」を入れて文字変換します。
- 「おす」入力
- 日本語で「おす」と入力します。

- オス記号「♂」をタップ
- 変換候補にオス記号「♂」があるのでタップします。

- オス記号「♂」入力完了
- オス記号「♂」が入力されました。

オス記号「♂」を入力できました。
オス記号「♂」の出し方(テプラ)
テプラでは、記号を文字変換で出すことは出来ません。
オス記号「♂」は記号の中の「省略」に収納されています。
さっそくその手順をご紹介します。
「記号・絵」(下記はSR300、他機種の場合、こちらを参照)ボタンを押します。

- 「記号」を選択する
- 「記号・絵」画面となるので、「記号」を選んで
ボタンを押します。

- 「省略」を選択する
- 「記号」画面となるので、「省略」を選んで
ボタンを押します。

- 該当の記号を選択する
- いろいろな記号が表示されますが、オス記号「♂」は「省略」の一番下にありますので、選択して
ボタンを押します。

- オス記号「♂」入力完了
- オス記号「♂」を入力できました。

TEPRAでは、文字変換でなく、「記号」>「省略」の中にオス記号「♂」が入っていました。
※テプラで「記号」や「カナ」の出し方の一覧を記事にしています。
⇒ テプラで「記号」「カナ」「特殊記号」の出し方!全部まとめて総特集
知っておきたいオス記号(♂)の豆知識
オス記号「♂」は、単に「男性」「オス」を表すだけでなく、分野によっては異なる意味や背景を持つ記号です。
正しく理解しておくことで、誤用や混乱を防げます。
元々、♂は、「火星」を表す占星術記号(「マーズ記号(Mars symbol)」)です。
これは、ローマ神話の軍神マルス(マーズ)に由来し、盾と槍を表した形とされています。

Capitoline Museums, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons
マルス像 カピトリーノ美術館所蔵
この記号が転じて、「男性」「オス」「雄性」を示す国際的な記号として使われるようになりました。
現在では、生物学や畜産分野でオス個体を示す記号として使われるほか、医療・統計資料では男性を表す記号として用いられることもあります。
一方で、フォントや表示環境によっては、♂の矢印部分が細く見えたり、全体のバランスが異なったりする場合があります。

上記のように、フォントによって違いがみられるので、印刷物やラベル作成では、事前にプレビューで表示確認を行うことが重要でしょう。
なお、♂は絵文字ではなく、記号(特殊文字)に分類されます。
そのため、環境によっては絵文字一覧には表示されず、記号一覧や文字検索から入力する必要があります。
テプラでは、前章で示したように「記号」の中に含まれていましたね。
なお、メス記号「♀」と対で使われる場面が多いのが特徴です。
そこで、簡単にメス記号「♀」に触れて、記事を終わりにします。
メス記号(♀)の由来と出し方

オス記号の対として存在するメス記号(♀)は、「金星(Venus/ウェヌス)」を表す記号が起源です。
- ウェヌスは、ローマ神話における「愛と美の女神」を象徴しています。
- 記号の形は、この女神が持つ手鏡を象ったものだとされています。
このため、メス記号(♀)は「金星記号」とも呼ばれます。
メス記号(♀)の入力は、パソコン・スマホの文字変換では「めす」変換で出せます。
Unicodeは「2640」です。
テプラでは、「記号」>「省略」のオス記号「♂」の隣にあります。
最後に
今回は、オス記号(♂)の入力方法を、パソコン・スマホ・テプラの各機器別に、手順を示してわかりやすく紹介しました。
合わせて、オス記号(♂)についての蘊蓄(うんちく)も載せておきました。
最後に、入力方法の主要なポイントを、もう一度確認しておきましょう。
- Windows:日本語で「おす」で変換し、変換候補から選択
- Mac:「文字ビューア」>「象形文字」から選択
- スマホ(Android):日本語で「おす」で変換し、変換候補から選択
- テプラ:「記号」>「省略」から、オス記号を選択
なお、このページのトップに、コピペ用の記号を用意しています。
この記事が、あなたの文書作成や情報発信のお役に立てれば幸いです。
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