満の旧字は「滿」!書き順からパソコン等各機器の出し方をご紹介
「満」の旧字は何だろう?
人名や名字、古い資料を見ていて「この字、どう読むの?」「パソコンで出せない…」と戸惑った経験はありませんか。
現在一般的に使われている「満」には、旧字体「滿」が存在します。
旧字は、日常生活ではあまり見かけなくなったものの、戸籍・人名・地名・歴史的文書などでは、今も現役で使われる重要な漢字です。
この記事では、次の疑問を、初めて調べる方にもわかりやすく解説します。
- 「満」の旧字体が何か
- 旧字「滿」の正しい書き順と画数
- パソコン・スマホでの具体的な出し方
- なぜ人名や名字では旧字が使われるのか
「滿」を正しく理解し、必要な場面で迷わず使えるようにしていきましょう。
【結論】満の旧字体は「滿」

結論から言うと、「満」の旧字体は「滿」です。
まずは、新字体と旧字体を比較します。
| 項目 | 新字体 | 旧字体 |
|---|---|---|
| 漢字 | 満 | 滿 |
| 画数 | 12画 | 14画 |
| 読み | マン、み(ちる)、み(たす) | 左記と同じ |
読み方や意味はどちらも全く同じです。
旧字「滿」は、画数が2画増えて14画になる点だけ注意しましょう。
「満」と「滿」の決定的な違い
大きな違いは、右側の「つくり」の部分にあります。
- 新字体(満):上部が「サ(くさかんむり)」の形で、下部が「両」の形
- 旧字体(滿):上部が「廿(にじゅう)」という形で、巾の中に「入」が入った形
現代では常用漢字である「満」を使うのが一般的です。
しかし、名字(滿島さん、滿田さんなど)や、歴史的な文書、登記、書道の世界では、現在でもこの「滿」が大切に使われています。
「滿」の書き順(筆順)と画数
「滿」は、水(氵)が器いっぱいに満ちる様子を表した漢字で、「満ちる」「いっぱいになる」という意味を持ちます。
この字形が簡略化され、現在の「満」になりました。
それでは、「滿」(14画)の書き順を見ていきましょう。

10画目以降は、縦線、「入」「入」です。
一見、複雑な漢字に見えますが、「さんずい」、「廿」、「巾」の後に、「入」を2つ書けば出来上がりです。
満に異体字はあるか
結論から言うと、満に異体字はありません!
旧字も異体字の中に含まれますが、漢字源を見る限り、それ以外の異体字は存在しません。
ただ、「異体字検索漢字リスト|厚生労働省」の中には、次の2つの漢字が異体字として載せられています。

※この「静」のように、旧字があって異体字のない漢字に「静」「与」がありました。
【デバイス別】旧字「滿」の出し方・変換方法
この章では、パソコン・スマホ・テプラの各機器それぞれに、旧字「滿」の出し方を、手順を示して、わかりやすく紹介します。
パソコンでの出し方
パソコンでは、文字変換で出すことができます。
日本語で「まん」と入力し、変換キーを押してください。
「滿」がないので、右端の「単漢字」をクリックします。

追加された変換候補の中に「滿」があるので、クリックすればOKです。

また、「みちる」でも同様のやり方で出すことができます。

ついでに、Unicode「6EFF」も載せておきますね。
日本語で「5BF6」と打ちます。

上記のように、「6えff」となっても問題ないです。
そのまま、F5キーを押しましょう。

変換候補に「滿」があるのでクリックすれば終わりです。
万が一、どっちもうまく行かないということなら、コピー&ペーストも可能です。
滿
※上記の「滿」をコピーして、次の記事を参照に入力してください。
⇒ 両矢印の出し方は?パソコンではunicodeによる方法が使えるよ
スマホ(iPhone/Android)
スマホでも、パソコンと同じく、「まん」を入力すれば、変換候補に「滿」が出てきます。

スマホでも、「みちる」変換でも「滿」を出せます。

ですが、変換候補がたくさん出てくるので、お勧めしません。
テプラ
テプラも「まん」で変換キーを押すと、「滿」を見つけられます。

なぜ「滿」を使うのか?(旧字体が残る理由と人名・名字)
現代でも旧字の「滿」が使われる理由は、戸籍制度に基づく名字の正字扱いと、正確さや格式が求められる場面での使い分けにあります。
名字は戸籍に登録された「正字」が優先される
「滿田」さんや「滿島」さんなど、戸籍に登録された正式な表記が「滿」であるケースです。
家系の歴史を大切にするため、現在もそのまま使われています。
正確さが求められる書類
上述したように、名字が旧字で登録されている場合、その表記は各種公的・金融書類にも反映されます。
登記簿や銀行口座、遺言書など、本人確認が必要な書類では、戸籍通りの「滿」を記載しなければならない場面があります。
格式を重んじるシーン
書道や年賀状、祝儀袋などでは、画数の多い旧字体の方が「重厚感」や「美しさ」が出るため、あえて「滿」が選ばれます。
これらは、必ず旧字で書く必要があるわけではありませんが、意味や由来を重んじる場面では旧字体が好まれる傾向があります。
ポイント: 滿」は「満」の旧字体であり、戸籍や人名では現在も正字として扱われます。相手の名字が旧字の場合は、旧字で書くのが丁寧なマナーとされています。よくある質問(Q&A)
「満」と「滿」について、よくある疑問にお答えします。
Q1. 「満」と「滿」で意味や読み方は変わりますか?
A. 全く同じです。
どちらも「みちる」「マン」と読み、意味に違いはありません。
Q2. 名字が「滿」ですが、日常では「満」を使ってもいいですか?
A. 基本的に問題ありません。
日常のサインやメールでは簡略化された「満」を使い、公的な書類(戸籍・契約書・銀行関連の書類など)では戸籍通りの「滿」を使う、という使い分けが一般的です。
Q3. どちらが「正しい」漢字ですか?
A. 現在の標準(常用漢字)としては、一般的な文章での標準表記は「満」です。
ただし、名字や伝統的な文脈では旧字体の「滿」が正解となります。
Q4. 旧字体の「滿」は間違いではありませんか?
A. 間違いではありません。
「滿」は「満」の旧字体で、特に人名や戸籍では現在も正式な表記として使われています。
用途に応じて使い分ければ問題ありません。
まとめ
「満」の旧字体は「滿」で、意味や読み方に違いはありません。
現在の一般的な文章では常用漢字の「満」が使われますが、名字や戸籍などでは旧字体の「滿」が正字として扱われる場合があります。
また、「滿」は書き順や入力方法を知っておけば、パソコンやスマートフォンでも問題なく使用できます。
日常では簡略化された「満」、正確さや格式が求められる場面では「滿」と、用途に応じて使い分けることが大切です。
旧字体は決して間違いではなく、背景や意味を理解して使うことで、より丁寧で正確な表記につながります。
※思えば、「漢字の旧字」の記事も増えてきたようです。









60爺



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