関の旧字体は「關」!関との違い・異体字・出し方を解説
「関」の旧字体は「關」です。
「關」は「関」の難しい方の漢字として見かけることもあり、読み方や意味は「関」と基本的に同じです。
この記事では、「関」と「關」の違いや「關」の成り立ち、異体字、パソコン・スマホでの出し方などをわかりやすく解説します。
関の旧字体は「關」

「関」の旧字体は「關」です。
まず、「關」の基本情報を確認してみましょう。
關
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 部首 | 門(もんがまえ) |
| 画数 | 19画 |
| 音読み | カン |
| 訓読み | せき・かかわる |
| 意味 | せき、かかわる、つながりをもつなど |
| 漢字の種類 | 「関」の旧字体 |
「關」は「かん」「せき」などと読み、現在使われている「関」と読み方や意味は基本的に変わりません。
「関の難しい漢字」「昔の関」「古い関」などと呼ばれることがありますが、探している漢字が旧字体であれば「關」が該当します。
現在の一般的な文章では新字体の「関」が使われますが、苗字などでは旧字体の「關」を見かけることがあります。
「關」の書き順
旧字体の「關」は19画で、新字体の「関」の14画より5画多い漢字です。
特にもんがまえの内側が複雑なので、書くときは以下の書き順を参考にしてください。

「関」と「關」の違い

「関」と「關」の大きな違いは、字体と画数です。
読み方や意味が異なる漢字ではなく、「關」を簡略化した字体が現在一般的に使われている「関」です。
違いを表で確認してみましょう。
| 比較項目 | 関 | 關 |
|---|---|---|
| 字体 | 新字体 | 旧字体 |
| 画数 | 14画 | 19画 |
| 音読み | カン | カン |
| 主な訓読み | せき・かかわる | せき・かかわる |
| 意味 | せき、かかわるなど | せき、かかわるなど |
| 現在の一般的な表記 | 関 | 通常は「関」を使用 |
見た目で特に違うのは、もんがまえの内側です。
「關」は内側の形が複雑ですが、「関」では簡略化されています。
そのため、「關」を見て「関の難しい方」と表現する人もいますが、両者は別々の意味を持つ漢字ではありません。
旧字体と新字体という関係にあります。
旧字体「關」の成り立ち
旧字体の「關」は、「門」と、音を表す「𢇇(カン)」を組み合わせた漢字です。

「𢇇」は「丱」と「絲」の略体を組み合わせた形で、機織りで梭(ひ)に糸を通す情景を表しています。
ここから「𢇇」は、「二点間を貫き通す」イメージを表します。
「關」は、門に横木を貫き通して閉じることを表し、そこから「門を閉ざす」「せき」といった意味を持つようになりました。
なぜ「關」は「関」に簡略化されたのか
戦後に行われた漢字の整理(新字体の制定)では、読みや意味を保ったまま、より書きやすい形へと簡略化されました。
その結果、内側の複雑な部分が整理され、現在使われている「関」の形になったのです。
この字体は、中国でも日本でも使われていた「手書きの省略体」です。
ちなみに、現代の中国では、「
」だけの簡略字になっています。
「関」の異体字「闗」とは?

(Unicode:U+95D7)
「関」の旧字体は「關」ですが、このほかに「闗」という異体字があります。
「關」と「闗」はよく似ていますが、もんがまえの内側の形が異なります。
3つの字体の関係を整理すると、次のようになります。
| 漢字 | 種類 | 特徴 |
|---|---|---|
| 関 | 新字体 | 現在一般的に使われる字体 |
| 關 | 旧字体 | 「関」の旧字体 |
| 闗 | 異体字 | 「關」と内側の形が異なる字体 |
「関の旧字体」を探している場合は「關」です。
「闗」は旧字体の「關」とは異なる字体なので、混同しないようにしましょう。
※「カテゴリ:漢字の旧字」の中で、旧字と異体字が共に存在するのは次の漢字です。
旧字体「關」の出し方
「關」は、パソコンやスマホでコピーして使うことができます。
以下の「關」をコピーして、名前の入力欄や文書などに貼り付けてください。
關
文字変換などで入力したい場合は、以下の機器別の方法を参考にしてください。
パソコンでの出し方
パソコンでは、文字変換で出すことができます。
日本語で「せき」と入力し、変換キーを押してください。
変換候補の中に「關」があるので、クリックすればOKです。

また、「かん」でも試しましたが、こちらは、「關」が出てくるまで、相当数の変換候補を見なければならないので止めた方がいいです。
むしろ、「かんとう」で「關東」をゲットして、「東」を削除した方が早いですね。

ついでに、Unicode「95DC」を載せておきます。
日本語で「95DC」と打ちます。

上記のように、「95dc」となっても問題ないです。
そのまま、F5キーを押しましょう。

変換候補に「關」があるのでクリックすれば終わりです。
もし、どっちもうまく行かないということなら、この章の冒頭にある「關」のコピー&ペーストで対応ください。
スマホ(iPhone/Android)
スマホでも、「せき」を入力すれば、変換候補に「關」が出てきます。

スマホでは、「かん」で変換しても「關」を出せました。

変換候補が多少多かったですが……。
テプラ
テプラですが、60爺所有のSR300(エントリー)では、「せき」「かん」で変換キーを押しても、「關」が出てきません。
漢字コードで取扱説明書を検索しましたが、漢字コードが載っていませんでした。
但し、ハイスペックのR-980、スタンダードのSR530には、漢字コード(7980)が載っていますので、こちらでは出すことができますね。
「關」は苗字に使われる
旧字体の「關」は、苗字で使われることがあります。
「関」と「關」は新字体と旧字体の関係ですが、苗字では字体の違いが重要になる場合があります。
自分や相手の苗字を入力するときは、「関」と「關」のどちらが正式な表記なのかを確認して使うのが確実です。
一方、「関係」「関心」「関門」など一般的な文章で使う場合は、通常は新字体の「関」を使います。
まとめ
「関」の旧字体は「關」です。
「関」と「關」は字体と画数が異なりますが、読み方や基本的な意味は同じです。
また、「関」には「闗」という異体字があるため、旧字体の「關」と混同しないようにしましょう。
参考資料
上級漢和辞典 漢字源 改訂第六版(学研)
「旧字源」旧字でわかる漢字のなりたち(瀬谷出版)
※思えば、「漢字の旧字」の記事も増えてきたようです。









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