ししゃもの漢字は?意味・由来と本物との違いまでわかりやすく解説

「ししゃも」はよく食卓に並ぶ魚ですが、「漢字で書ける」「本物のししゃもとは何か」まで正確に理解している人は多くありません。

特に、スーパーで売られているししゃもが、実は、別の魚である点は、混乱しやすいポイントです。

この記事では、ししゃもの漢字表記・由来に加え、その正体や違い、青魚かどうかまで、まとめて分かりやすく紹介します。

どうか、最後まで、ごゆっくりご覧ください。

ししゃもの漢字は「柳葉魚」

「ししゃも」は、漢字で「柳葉魚」と書きます。

見た目の特徴をもとに当てられた漢字です。

ちなみに、パソコンでは「ししゃも」と入力して変換キーを押しても「柳葉魚」は出てきません。

ただ、スマホ(android/iPhone)では、「ししゃも」と入力すると、変換候補に「柳葉魚」が出てきました。

iPhoneでの「ししゃも」変換候補に「柳葉魚」
iPhoneでの「ししゃも」変換候補

※イカについても、その表記を追いかけました。

「柳葉魚」と書く理由

「柳葉魚」は当て字で、ししゃもの形に由来しています。

ししゃもは細長く、やや平たい体をしており、その姿が柳の葉に似ていることから、この漢字が使われるようになりました。

これ、「柳の葉」を意味するアイヌ語「ススハム」に由来する呼び名(難読漢字ときあかし辞典)とされ、日本語の漢字は後から意味を当てはめたものです。

ししゃもは何の魚?

ししゃもは、キュウリウオ科に属する魚で、日本では北海道周辺にのみ生息する固有種です。

キュウリウオ科の魚は、サバやイワシのような青魚とは系統が異なり、細長い体と比較的あっさりした身質を持つのが特徴です。

見た目や食感も青魚とは大きく異なります。

このため、ししゃもは一般的にイメージされる魚とは別系統に位置づけられ、「北海道にしかいない特別な魚」といわれます。

なお、魚の大きな分類については、こちらの記事で整理しています。
動物の分類まとめ記事

※本記事は科レベルの説明を補足する位置づけとして参照しています。

スーパーのししゃもは別の魚?

普段スーパーで見かける「ししゃも」の多くは、本物ではなく「カペリン」という別の魚です。
カペリンは日本では「カラフトシシャモ」とも呼ばれます。

本物のししゃもは、北海道にしか生息せず漁獲量も限られるため、代替としてカペリンが広く流通しています。

本物ししゃもとカペリンの違い

項目本物ししゃもカペリン(カラフトシシャモ)
分類キュウリウオ科シシャモ属キュウリウオ科カペリン属
産地北海道のみノルウェー・カナダなど
流通量少ない多い
上品であっさり脂がのっている

本物のししゃもは漁獲量が限られているため価格が高く、一般的なスーパーではほとんど見かけません。

そのため、私たちが日常的に食べている「ししゃも」の多くはカペリンです。

また、味わいにも違いがあり、本物はクセが少なく上品なのに対し、カペリンは脂がのっていて食べごたえがあります。

このように、見た目は似ていても中身は別の魚である点が重要です。

名前と実体のズレが混乱の原因

ししゃもについて混乱が生じやすい最大の理由は、本来のししゃもとカペリンという別の魚が、同じ「ししゃも」という名前で流通しているためです。

本来のししゃもと、カペリンが同じ名称で扱われているため、同じ魚だと誤解されやすくなっています。

さらに、見た目が似ていることや、漢字表記がほとんど使われないことも重なり、「ししゃもとは何か」が曖昧になりやすいのです。

ししゃもは青魚?白身魚?

結論ですが、ししゃもは白身魚に分類されます。

青魚とはサバやイワシのように脂質が多い魚を指しますが、ししゃもは、それらとは性質が異なり、身があっさりしています。

このため、分類上も食感の面でも白身魚として扱われます。

ししゃもの特徴

ししゃもには、食材としていくつかの特徴があります。

  • 卵を持った状態で食べられる(子持ちししゃも)
  • 骨ごと食べられるためカルシウムが豊富
  • 焼くだけで手軽に食べられる

特に、「子持ちししゃも」は、卵のプチプチとした食感が魅力で、多くの家庭で親しまれています。

また、骨ごと食べられるため栄養面でも優れており、カルシウム補給に適した食材です。

さらに、下処理がほとんど不要で焼くだけで食べられる手軽さもあり、日本の食卓に広く定着しています。

※酒の肴に良く出てくるのは、魚へんに花の𩸽(ほっけ)です。

まとめ

ししゃもは漢字で「柳葉魚」と書き、柳の葉のような形をした魚という意味を持っています。

北海道に生息するキュウリウオ科の魚で、本来のししゃもは流通量が少ない貴重な存在です。

一方で、一般に流通しているししゃもの多くは「カペリン(カラフトシシャモ)」という別の魚であり、この違いが理解を難しくしています。

また、ししゃもは青魚ではなく白身魚に分類される点も押さえておくと混乱しません。

漢字だけでなく、その正体や違いまで理解することで、「ししゃも」という言葉の意味をより正確に捉えられるようになります。

参考資料
難読漢字ときあかし辞典 研究社

※思えば、「○○を漢字で書く」記事も増えてきましたよ

スポンサーリンク
この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら