高に旧字はない!髙(はしごだか)との違いを解説
「高」の旧字を調べると、「髙」という少し難しい形の漢字が見つかります。
この「髙」が「高」の旧字体だと思われがちですが、本当にそうなのでしょうか。
結論からいうと、「高」に旧字体はありません。
「髙」は旧字体ではなく、「高」の異体字です。
この記事では、「高」の旧字の有無を確認したうえで、はしごだかと呼ばれる「髙」との違いや使い分け、出し方を分かりやすく解説します。
「高」に旧字はある?
「高」に旧字体はありません。
旧字体とは、戦後に定められた新字体に対する、それ以前の伝統的な字体です。
たとえば、「國」に対する「国」が、旧字体と新字体の関係に当たります。
しかし、「高」は旧字体を簡略化して作られた新字体ではなく、「高」に対応する旧字体もありません。
難しい形の「髙」を「高」の旧字や旧漢字と呼ぶことがありますが、正確には両者は新字体と旧字体の関係ではありません。
「髙」は、読み方や意味が同じで字の形が異なる「高」の異体字です。
旧字のない漢字です。
はしごだか「髙」とは?

「髙」は、「高」の異体字です。
中央の「口」に当たる部分が、はしごのような形に見えることから、「はしごだか」や「はしご高」と呼ばれています。
「はしごだか」は、一般的な「高」と字体を区別するための通称であり、漢字本来の読み方ではありません。
「髙」の読み方と意味は「高」と同じです。
音読みは「コウ」、訓読みは「たかい」「たか」「たかまる」「たかめる」などがあります。
画数は、「高」が10画であるのに対して、「髙」は11画です。
「髙」は、髙橋、髙木、髙田などの苗字をはじめ、会社名や屋号などの固有名詞で見かけることの多い字体です。
このことは、土吉の「𠮷」にもみられるものです。
「高」と「髙」の違い
「高」と「髙」は、読み方や意味が異なる別の漢字ではありません。
両者の主な違いを、表にまとめました。
| 項目 | 高 | 髙 |
|---|---|---|
| 字形 | 中央部分が「口」 | 中央部分がはしご状 |
| 画数 | 10画 | 11画 |
| 字体の位置付け | 標準的に使われる字体 | 「高」の異体字 |
| 旧字体か | 旧字体ではない | 旧字体ではない |
| 常用漢字表 | 掲載されている | 掲載されていない |
| 一般的な文章 | 通常はこちらを使う | 通常は使わない |
| 新しく付ける子の名 | 使用できる | 使用できない |
| 既存の苗字や会社名 | 使われる | 正式な表記として使われることがある |
最も大きな違いは、「高」が常用漢字表に掲載されているのに対し、「髙」は掲載されていない異体字であることです。
また、「高」は新しく付ける子の名に使えますが、「髙」は常用漢字にも人名用漢字にも含まれないため、使用できません。
ただし、既に戸籍に記載されている苗字や、会社名、屋号などでは「髙」が使われることがあります。
「髙」は間違い?
「髙」は「高」の異体字であり、間違った漢字ではありません。
一般的な文章では「高」を使いますが、苗字や会社名などの正式な表記が「髙」であれば、その字体を使います。
どちらが正しいかは一律に決まるのではなく、使用する場面や固有名詞の正式な表記によって異なります。
「髙」の出し方
「髙」をすぐに使いたい場合は、次の文字をコピーしてください。
髙
パソコンでは、「たかはし」「たかぎ」「たかしまや」などと入力すると、「髙橋」「髙木」「髙島屋」が変換候補に表示されることがあります。
目的の言葉を選び、不要な文字を削除すれば「髙」だけを入力できます。
スマホでは、「たか」と入力すると、変換候補に「髙」が表示される場合があります。
使用している機器や日本語入力システムによって変換結果は異なるため、見つからない場合は、上の「髙」をコピーする方法が手軽です。
パソコン・スマホ・テプラでの詳しい手順は、髙(はしごだか)の出し方を解説した記事で紹介しています。
まとめ
「高」には旧字体がありません。
はしごだかと呼ばれる「髙」は、「高」の旧字ではなく、読み方と意味が同じ異体字です。
一般的な文章では「高」を使いますが、苗字や会社名などの正式な表記が「髙」であれば、その字体を尊重します。
「髙」を見かけたときは、「高」の旧字ではなく異体字であると覚えておきましょう。
※思えば、「漢字の旧字」の記事も増えてきたようです。









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