桑の旧字は「桒」?十3つの異体字との違いと出し方を解説
「桑」の旧字を調べると、「桒」という見慣れない漢字が出てきます。
さらに、上部に「十」を3つ組み合わせたような「桒」という字もあり、違いが分かりにくいですね。
結論からいうと、「桑」に旧字体はなく、「桒」と「桒」は異体字です。
この記事では、2つの異体字の読み方や意味、字形の違い、パソコンやスマホなどでの出し方を解説します。
桑に旧字体はある?
「桑」には、旧字体と新字体の関係はありません。
常用漢字表に掲げられている字体も「桑」です。
「桑」の旧字として紹介されることのある「桒」と「桒」は、正確には異体字に当たります。
異体字とは、読み方や意味が同じでありながら、字の形が異なる漢字のことです。
そのため、苗字などに使われている「桒」や「桒」を探す際に、一般には「桑の旧字」と呼ばれることがあります。
桑の異体字「桒・桒」の読み方と意味
桒 桒
「桒」と「桒」の読み方や意味は、一般的な字体の「桑」と同じです。
基本情報を次の表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 漢字 | 桒・桒 |
| 部首 | 木 |
| 画数 | 桒:9画 |
| 音読み | ソウ |
| 訓読み | くわ |
| 意味 | クワ。クワ科の落葉高木の総称 |
| 漢字の種類 | 「桑」の異体字 |
「桒」と「桒」も、「桑」と同じくクワの木を表します。
「桑」「桒」「桒」の字形の違い
「桑」「桒」「桒」は、下部がいずれも「木」ですが、上部の形が異なります。
それぞれの字形を比べてみましょう。
| 字体 | 字形の特徴 |
|---|---|
| 桑 | 「又」を3つ組み合わせたような形の下に「木」 |
| 桒 | 「十」と草冠を組み合わせたような形の下に「木」 |
| 桒 | 「十」を3つ組み合わせたような形の下に「木」 |
「桑 旧字 十3つ」や「桒 十3つ」と検索される字は、「桒」を指します。
この漢字「桒」は、端末やフォントによって正しく表示されない場合があります。
桑の異体字「桒・桒」の出し方
「桒」と「桒」は、次の文字をコピーして使用できます。
桒
桒
ここからは、パソコン・スマホ・テプラの機器別に異体字の出し方を見ていただきます。
桑の異体字の出し方(パソコン)
さて、パソコンでは、桑の異体字を出すことができます。
- 文字変換
- Unicode
それぞれの手順を次に示します。
文字変換
実は、文字変換で出せる文字は、「十」+「草冠」の「桒」だけです。
残念ながら、「十3つ」のは文字変換では出せません。
それでは、「桒」の出し方をみていきましょう。
日本語で「くわ」と入力します。

「変換」キーを押して変換候補を出します。

「桒」が出てきたらクリックします。

「桒」が入力できました。

60爺の場合、変換候補の前半に「桒」が出てきましたが、もし、出てこないようなら、後半に出る場合もあるので、探してみてください。
もう一つの「桒」ですが、変換候補の最後に出る「単漢字」をクリックした候補の中にも出てこないです。

Unicode
「十」+「草冠」の桒、「十3つ」の桒とも、Unicodeを持っています。
- 桒:6852
- 桒:2F8E1
ここに記した4ないし5桁の値を使うことで、異体字を出すことができます。
ここでは、「十3つ」の桒を例に手順をお見せします。
- 「2F8E1」入力
- 日本語で「2F8E1」と入力します。
右のように「2f8え1」になっても気にしないで大丈夫です。
F5キーを押します。

- 変換候補「桒」クリック
- 変換候補が現れますので「桒」をクリックします。

- 「桒」入力完了
- 「桒」入力完了です。

このように、日本語でUnicodeを入力してF5キーを押すだけです。
簡単なんですが、Unicodeを覚えていられないんですよね。
なお、「十」+「草冠」の桒は、「2F8E1」の代りに「6852」を入れれば出すことができます。
お試しください。
桑の異体字の出し方(スマホ)
「くわ」と入れて変換候補を見たのですが、桒、桒とも表示されませんね。

また、手書き入力して変換候補を見てみました。
まず、「十3つ」の桒からです。「十」+「草冠」の桒、

変換候補は次の通りですが、該当の漢字はないですね。

次は、「十」+「草冠」の桒です。

変換候補は次の通りですが、こちらも該当の漢字は見当たりません。

スマホには、桑の異体字が登録されていないようです。
どうしても出したい場合は、この章の冒頭で用意した各漢字をコピーして対応しましょう。
桑の異体字の出し方(テプラ)
スマホがダメだったので、テプラでもダメだろうとタカをくくっていたら、なんと、「十」+「草冠」の桒を出すことができますよ!
- 「くわ」入力
- 入力窓に、日本語で「くわ」と入力します。

- 変換ボタン押下
- 変換ボタンを押すと、変換候補が表示されます。

- 桒を選択
- 「桒」が表示されるので選択ボタンを押します。

- 「桒」入力完了
- 「桒」入力完了です。

テプラでも文字変換で、「桒」を入力できました。
桑の異体字が出せたので、区点コードを探しまてみましたが、なぜか存在しません。
これ、下位機種のSR300だけでなく、上位機種のSR-R980でも同様です。
ですから文字変換で、桒をゲットしてください。
十が三つの「桒」は出せませんが、どうしてもテープに出したい方は、パソコンに接続できる機器を使用しましょう。
こちらは、上位機種SR750です。
こちらは、パソコン/スマホ接続用専用テプラです。
どんな文字も印刷出来ちゃいます。
クワを漢字にすると、本記事の「桑」の他にも多数の漢字がヒットします。
まとめ
「桑」には、旧字体と新字体の関係はありません。
旧字と呼ばれることのある「桒」と「桒」は、どちらも「桑」の異体字です。
パソコンやスマホで変換候補に出てこない場合は、本記事に掲載した文字をコピーして使用してください。
参考資料
上級漢和辞典 漢字源 改訂第六版(学研)
※思えば、「漢字の旧字」の記事も増えてきたようです。










60爺




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