「彡」の出し方を紹介!読み方から意味・絵文字まで総特集

時折、文中で見かける「彡」という記号のような文字があります。

わずか、三画のシンプルな記号ながら、漢字の部首として使われたり、「☆彡」「彡(゚)(゚)」のような絵文字の中にも登場する不思議な存在です。

しかし、いざ入力しようとすると「どうやって出すの?」「そもそも何と読むの?」と迷う人がかなり多いののではないでしょうか。

本記事では、パソコン・スマホ・テプラ各機器での「彡」の出し方を最初に整理し、その読み方・意味をわかりやすく紹介します。

さらに、SNSで人気の「☆彡」などの、飾りとしての使われ方などをまとめてみました。

この記事を読めば、「彡」を文章で自在に使いこなせるようになります。

どうか最後まで、ご一緒にご覧くださいますよう。

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「彡」の出し方

最初に、パソコン・スマホ・テプラでの「彡」の出し方を見ていただきます。

パソコンでの「彡」の出し方

windows11「IME」では、文字変換で出せるので手順を見てください。

はじめに、「さん」と入力します。

「さん」入力

変換キーを押して変換候補を出します。

変換候補表示

単漢字が出てきたらクリックします。

単漢字クリック

さらに候補が出てくるので、「彡」を見つけたらクリックします。

「彡」クリック

「彡」が入力できました。

「彡」入力完了

IMEでは、「さんづくり」「かみかざり」文字変換で「彡」を出すことは出来ません。

もう一つ、Unicode「5F61」を入力して変換する方法があります。
「茈が出てこない?これは環境依存文字なのでパソコン以外では難しい」のUnicode変換を参照ください。

スマホでの「彡」の出し方

パソコンと同じ文字変換で出すことができ、すぐに出てきますよ。

まずは、「さん」と入力してみましょう。

「さん」文字変換

ごらんのように、「彡」が候補に出てきますのでタップしましょう。

「さんづくり」でも、同様に出せます。

「さんづくり」文字変換

「さん」の方が入力が少ないので楽ですね。

テプラでの「彡」の出し方

60爺保有の下位機種SR300では、「彡」は登録されていませんでした。

「さん」文字変換でも「彡」は出てきません。

ですが、上位機種であるSR750やSR530では、下記のように、区分コード「5536」で「彡」が登録されています。

「彡」が登録されています

上位機種を持っている方は、「さん」文字変換で「彡」を出せるかもしれませんよ。

ダメなら、区分コード変換で「彡」を出してください。

手順は次の記事を参考にしてください。
テプラで難しい漢字の出し方!誰でもできる手順をわかりやすくご紹介

こちらは、上位機種SR750です。

こちらは、パソコン/スマホ接続用専用テプラです。

どんな文字も印刷出来ちゃいます。

※出し方では、いくつかの漢字の出し方を紹介しています。
たつさきと呼ばれる漢字の変換方法!パソコン・スマホでの出し方紹介
ネ豊の出し方は?パソコンでは可能だがスマホ・テプラでは出せません
茈が出てこない?これは環境依存文字なのでパソコン以外では難しい

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「彡」の読み方と意味

「彡」の出し方が分かったので、その読み方と意味を知っておくのが良いでしょう。

「彡」という記号は、一見すると特定の文字のようには見えませんが、れっきとした漢字の一部であり、部首として使われることもあります。

「彡」の読み方

「彡」は、単体で用いられることは稀ですが、部首として使われる場合は、次の名前で呼ばれます。

  • さんづくり
  • けかざり

旁になる場合、「さんづくり」と呼び、この名称は、「彡」の音から来ているか、三本の線から成り立っている所から来たとも言われます。

「けかざり」は、あまり一般的ではないですが、「髪の毛」から生まれ、「形や模様」を表す所から来たと言われているそうです。

「彡」は、単体では、音読みの「サン」を持っています。

「彡」の意味

さんづくり象形文字
さんづくり象形文字

「彡」は象形文字に由来しており、2つの字源があるんです。

  • 飾りや模様、また発散するものを示す
  • まばらにはえている髪、毛、ひげを描いた図形

たくさんのものが入り交じるというイメージを表す記号です。

その意味は、「糸や毛の飾り、模様」で、目に見える「形や模様、色合い」を示します。

このグループに入る漢字として、「形」「影」「彩」があります。

さらに、そこから、「形や模様を作り出す」グループ、「形や模様が鮮やかな様子」グループが発生しました。

前者に含まれる漢字が、「彫」「彰」、後者に含まれる漢字が「彬」「彪」「彲」です。

これ、捕捉しますと、「彰」は、もともと「形や模様をはっきり見えるようにすること」なのです。

「彬」は、グループの意味と全く同じ内容を表し、「彪」は、「虎の毛並みの鮮やかな模様」を表す漢字です。

「彲」は「鮮やかな模様を持つ竜」の意ですが、ほとんど見かけませんね!

現代において「彡」は、漢字の部首としてだけでなく、記号としても広く活用されています。

例えば、風が強く吹く様子を表す擬態語として「ヒュ〜彡」のように使われたり、流れる星の表現「☆彡」にも見られるように、流れや速さといった動きを象徴する記号として、テキストやSNSで親しまれています。

このように、「彡」は古代の「髪飾り」のイメージから転じて、「形」や「美しさ」を表す漢字の構成要素となり、さらに現代では「動き」や「流れ」を視覚的に伝える記号へと、その役割を広げています。

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絵文字「☆彡」の使い方

絵文字「☆彡」は、星がきらめきながら流れるような軌跡を表したデコレーション表現です。

「彡」自体が髪の毛・きらめき・尾を示す記号として使われることから、星(☆)と組み合わせることで「ふわっと流れる」「光が尾を引く」「余韻が残る」といったニュアンスが生まれます。

意味としては、可愛らしさ・軽やかさ・キラッとした印象・文末のやわらかい締めなどが中心です。

使い方としては、文章の最後に添えて雰囲気をやわらげたり、喜び・驚き・前向きな気分を軽く演出する用途が一般的です。

いくつか例を挙げます。

  • 「今日はいいことがいっぱいあったよ☆彡」→ うれしさの余韻をふんわり表現
  • 「発表が無事終わりました☆彡」→ ほっとした気持ち+明るい印象を付け足す
  • 「新作アップしました☆彡」→ SNSでの通知に軽い華やかさを添える

また、強調を避けたいときにも便利で、「!」だと強すぎると感じる場面で、柔らかいテンションを維持できます。

過度に連続させると装飾感が強くなり読みにくくなるため、1つだけ添えるのが上品に見せるコツです。

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最後に

「彡」は、入力方法さえ知ってしまえば一瞬で呼び出せるシンプルな記号です。

本記事では、パソコン・スマホなどでの具体的な出し方、部首としての役割や読み方・意味、そしてSNSでよく使われる「☆彡」などの装飾的な用法まで一通り整理しました。

特に、絵文字的な使われ方は、文末に添えるだけで軽やかな余韻やきらめきを演出でき、日常のメッセージにも役立ちます。

地味に見えて実は応用範囲の広い「彡」。

ぜひ今回の内容を参考に、文章にちょっとしたアクセントを加えるツールとして活用してみてください。

参考
上級漢和辞典 漢字源 学研
部首ときあかし辞典 研究社

※思えば「打ち方・出し方」の記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら