崎に旧字はない!「崎・﨑」の違いと異体字一覧・出し方

2025年11月24日

「崎」の旧字を調べると、「﨑」というよく似た漢字が出てきます。

「﨑」は、右上が「立」のような形になっており、名字などで見かける漢字です。

しかし、「﨑」は「崎」の旧字体ではありません。

この記事では、「崎」に旧字体があるのかを確認したうえで、「崎」と「﨑」の違い、「﨑・嵜・㟢」の特徴、パソコン・スマホ・テプラでの出し方を紹介します。

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「崎」に旧字体はない!異体字は「﨑・嵜・㟢」

結論からいうと、「崎」に旧字体はありません。

「﨑・嵜・㟢」は、いずれも「崎」の旧字体ではなく、字形の異なる異体字です。

「崎」と3つの異体字の違いを、一覧表で確認してみましょう。

漢字字形の特徴位置づけ
崎山へんに「奇」一般に使われる字体・常用漢字
﨑山へんに「竒」「崎」の異体字・通称「たつさき」
嵜山冠に「竒」「崎」の異体字
㟢山冠に「奇」「崎」の異体字

「﨑」は右上が「立」のような形をしているため、「たつさき」と呼ばれます。

「嵜」は「﨑」の山へんを山冠にした形、「㟢」は「崎」の山へんを山冠にした形です。

字形は異なりますが、いずれも「崎」と基本的な読み方や意味を共有しています。

「崎」は「さき」と読み、海中へ突き出た陸地、すなわち「みさき」を表す漢字です。

この漢字については、既に記事にしております。

「崎」と「﨑」の違い

「崎」と「﨑」の違いは、字形と常用漢字に含まれるかどうかです。

読み方と意味は基本的に同じです。

「崎」と「﨑」は字形と常用漢字かどうかが違う

「崎」は、山へんに「奇」を組み合わせた漢字で、右上が「大」になっています。

一方の「﨑」は、右上が「立」のような形をしているため、区別するときに「たつさき」と呼ばれます。

「崎」は常用漢字に含まれていますが、「﨑」は常用漢字ではありません。

名前の「崎」と「﨑」を間違えてもよい?

氏名の「崎」と「﨑」は、間違えないようにしましょう。

氏名を記載するときは、本人が使用している字体に合わせるのが適切です。

特に公的書類や契約書などでは、登録されている字体を確認しましょう。

「山崎」と「山﨑」も、末尾に使われている「崎」の字体が異なる表記です。

「埼」は「崎」の異体字ではない

「崎」と似た漢字に、山へんを土へんに替えた「埼」があります。

「埼」は「崎」の旧字体や異体字ではありません。

どちらも「さき」と読み、みさきを表すことがありますが、部首の異なる別の漢字です。

「崎」の異体字「﨑・嵜・㟢」の出し方

「崎」の異体字「﨑・嵜・㟢」は、下の文字をコピーして使用できます。

﨑

嵜

㟢

ただし、使用する端末やフォントによっては、正しい字形で表示されない場合があります。

なお、なお、「たつさき:﨑」については、先程紹介した記事をご確認ください。
⇒ たつさきと呼ばれる漢字の変換方法!パソコン・スマホでの出し方紹介

パソコンでの出し方

パソコンでは、次の2つの出し方が出来ます。

  • 文字変換での打ち方
  • Unicodeを使った打ち方

それぞれの手順を示します。

文字変換での打ち方

「さき」と入れて文字変換することで「㟢」「嵜」を出すことができます。

「きん」入力

変換キーを何度も押して、変換候補の中に「㟢」「嵜」を探します。

「嵜」が先に見つかりました。

嵜発見

候補に名前が多くて大変ですが、「単漢字」をクリックすると「㟢」が表れます。

それぞれ、見つけた漢字をクリックすることで、「嵜」を入力できます。

文字変換では、もう一つ、こんな入力方法があります。

「やまざき」と入力して変換キーを押すとに、「嵜」の「山嵜」があります。

山嵜

クリックして「山」を削除すれば「嵜」入力完了です。

こちらの方が「さき」入力で変換候補を探すよりも早いかもしれません。

先程の候補を見ればわかるんですが、なぜか、「㟢」の「山㟢」がないんですよね。

Unicodeでの打ち方

Microsoft IMEでは、Unicodeを使って入力することもできます。

  • 﨑:FA11
  • 㟢:37E2
  • 嵜:5D5C

手順は次の通りです。

「㟢」を例にしてやってみますね。

日本語で「37E2」と入力
日本語で「37E2」と入力します。
右のように「37え2」となりますが問題ありません。
37E2入力
F5キー押下
F5キーを押します。
候補が表示されるので、「㟢」をクリックします。
㟢クリック
「㟢」入力完了
「㟢」が入力できました。
㟢入力完了

嵜(5D5C)も、コードを指定して同様に実施しましょう。

スマホ

こちらも、パソコンと同じく文字変換が使えますが、「㟢」が出てきません。

そこで、ここでは、「嵜」を入力する手順を示します。

「さき」と入力
「さき」と入力します。
さき入力
変換候補タップ
変換候補をタップします。
変換候補タップ
「嵜」タップ
変換候補に、「嵜」が出てくるのでタップします。
変換候補に嵜
「嵜」入力完了
「嵜」が入力できました。
嵜入力完了

「やまざき」でも、この漢字を出せますが、「山」を消す手間が入るので、こちらの出し方がいいでしょう。

「㟢」は出てこないので、どうしても出したければ、本章冒頭のコピーをお使いください。

その手順は以下を参考にしてください。

辻の点一つの出し方をスマホでどのようにやるか手順付きで解説
1.⇒ コピー&貼り付け
2.⇒ 単語リストに登録
この記事の中の「辻」の部分を「㟢」に置き換えて実行してください。

テプラ

テプラでは、下位機種SR300では、「㟢」「嵜」両者とも登録されていません。

しかし、最上位機種SR-R980、上位機種SR750の取扱説明書を見ると「嵜」のみ登録されていました。

嵜テプラ区分コード

区分コードは「5431」ですので、コード入力すれば、「嵜」を印刷できます。

ただし、「㟢」は登録されていないので、テプラでは出すことが出来ません。

「㟢」をどうしても出したい場合は、パソコンに接続できる機器を購入するしかないです。

こちらは、上位機種SR750です。

こちらは、パソコン/スマホ接続用専用テプラです。

パソコンで表示できるどんな文字も印刷出来ちゃいます。

最後に

「崎」に旧字体はなく、「﨑・嵜・㟢」はいずれも「崎」の異体字です。

なかでも、右上が「立」のような形をした「﨑」は「たつさき」と呼ばれ、名字などに使われています。

パソコンやスマホで変換できない場合は、この記事に掲載した文字をコピーして使用してください。

参考資料
上級漢和辞典 漢字源 改訂第六版(学研)

※思えば、「漢字の旧字」の記事も増えてきたようです。

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら」

漢字の旧字

Posted by 60爺