崎に旧字はない!「崎・﨑」の違いと異体字一覧・出し方
「崎」の旧字を調べると、「﨑」というよく似た漢字が出てきます。
「﨑」は、右上が「立」のような形になっており、名字などで見かける漢字です。
しかし、「﨑」は「崎」の旧字体ではありません。
この記事では、「崎」に旧字体があるのかを確認したうえで、「崎」と「﨑」の違い、「﨑・嵜・㟢」の特徴、パソコン・スマホ・テプラでの出し方を紹介します。
「崎」に旧字体はない!異体字は「﨑・嵜・㟢」
結論からいうと、「崎」に旧字体はありません。
﨑 㟢 嵜
「﨑・嵜・㟢」は、いずれも「崎」の旧字体ではなく、字形の異なる異体字です。
「崎」と3つの異体字の違いを、一覧表で確認してみましょう。
| 漢字 | 字形の特徴 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 崎 | 山へんに「奇」 | 一般に使われる字体・常用漢字 |
| 﨑 | 山へんに「竒」 | 「崎」の異体字・通称「たつさき」 |
| 嵜 | 山冠に「竒」 | 「崎」の異体字 |
| 㟢 | 山冠に「奇」 | 「崎」の異体字 |
「﨑」は右上が「立」のような形をしているため、「たつさき」と呼ばれます。
「嵜」は「﨑」の山へんを山冠にした形、「㟢」は「崎」の山へんを山冠にした形です。
字形は異なりますが、いずれも「崎」と基本的な読み方や意味を共有しています。
「崎」は「さき」と読み、海中へ突き出た陸地、すなわち「みさき」を表す漢字です。
この漢字については、既に記事にしております。
「崎」と「﨑」の違い
「崎」と「﨑」の違いは、字形と常用漢字に含まれるかどうかです。
読み方と意味は基本的に同じです。
「崎」と「﨑」は字形と常用漢字かどうかが違う
「崎」は、山へんに「奇」を組み合わせた漢字で、右上が「大」になっています。
一方の「﨑」は、右上が「立」のような形をしているため、区別するときに「たつさき」と呼ばれます。
「崎」は常用漢字に含まれていますが、「﨑」は常用漢字ではありません。
名前の「崎」と「﨑」を間違えてもよい?
氏名の「崎」と「﨑」は、間違えないようにしましょう。
氏名を記載するときは、本人が使用している字体に合わせるのが適切です。
特に公的書類や契約書などでは、登録されている字体を確認しましょう。
「山崎」と「山﨑」も、末尾に使われている「崎」の字体が異なる表記です。
「埼」は「崎」の異体字ではない
「崎」と似た漢字に、山へんを土へんに替えた「埼」があります。
「埼」は「崎」の旧字体や異体字ではありません。
どちらも「さき」と読み、みさきを表すことがありますが、部首の異なる別の漢字です。
「崎」の異体字「﨑・嵜・㟢」の出し方
「崎」の異体字「﨑・嵜・㟢」は、下の文字をコピーして使用できます。
﨑
嵜
㟢
ただし、使用する端末やフォントによっては、正しい字形で表示されない場合があります。
なお、なお、「たつさき:﨑」については、先程紹介した記事をご確認ください。
⇒ たつさきと呼ばれる漢字の変換方法!パソコン・スマホでの出し方紹介
パソコンでの出し方
パソコンでは、次の2つの出し方が出来ます。
- 文字変換での打ち方
- Unicodeを使った打ち方
それぞれの手順を示します。
文字変換での打ち方
「さき」と入れて文字変換することで「㟢」「嵜」を出すことができます。

変換キーを何度も押して、変換候補の中に「㟢」「嵜」を探します。
「嵜」が先に見つかりました。

候補に名前が多くて大変ですが、「単漢字」をクリックすると「㟢」が表れます。



それぞれ、見つけた漢字をクリックすることで、「嵜」を入力できます。
文字変換では、もう一つ、こんな入力方法があります。
「やまざき」と入力して変換キーを押すとに、「嵜」の「山嵜」があります。

クリックして「山」を削除すれば「嵜」入力完了です。

こちらの方が「さき」入力で変換候補を探すよりも早いかもしれません。
先程の候補を見ればわかるんですが、なぜか、「㟢」の「山㟢」がないんですよね。
Unicodeでの打ち方
Microsoft IMEでは、Unicodeを使って入力することもできます。
- 﨑:FA11
- 㟢:37E2
- 嵜:5D5C
手順は次の通りです。
「㟢」を例にしてやってみますね。
- 日本語で「37E2」と入力
- 日本語で「37E2」と入力します。
右のように「37え2」となりますが問題ありません。

- F5キー押下
- F5キーを押します。
候補が表示されるので、「㟢」をクリックします。

- 「㟢」入力完了
- 「㟢」が入力できました。

嵜(5D5C)も、コードを指定して同様に実施しましょう。
スマホ
こちらも、パソコンと同じく文字変換が使えますが、「㟢」が出てきません。
そこで、ここでは、「嵜」を入力する手順を示します。
- 「さき」と入力
- 「さき」と入力します。

- 変換候補タップ
- 変換候補をタップします。

- 「嵜」タップ
- 変換候補に、「嵜」が出てくるのでタップします。

- 「嵜」入力完了
- 「嵜」が入力できました。

「やまざき」でも、この漢字を出せますが、「山」を消す手間が入るので、こちらの出し方がいいでしょう。
「㟢」は出てこないので、どうしても出したければ、本章冒頭のコピーをお使いください。
その手順は以下を参考にしてください。
辻の点一つの出し方をスマホでどのようにやるか手順付きで解説
1.⇒ コピー&貼り付け
2.⇒ 単語リストに登録
この記事の中の「辻」の部分を「㟢」に置き換えて実行してください。
テプラ
テプラでは、下位機種SR300では、「㟢」「嵜」両者とも登録されていません。
しかし、最上位機種SR-R980、上位機種SR750の取扱説明書を見ると「嵜」のみ登録されていました。

区分コードは「5431」ですので、コード入力すれば、「嵜」を印刷できます。
ただし、「㟢」は登録されていないので、テプラでは出すことが出来ません。
「㟢」をどうしても出したい場合は、パソコンに接続できる機器を購入するしかないです。
こちらは、上位機種SR750です。
こちらは、パソコン/スマホ接続用専用テプラです。
パソコンで表示できるどんな文字も印刷出来ちゃいます。
最後に
「崎」に旧字体はなく、「﨑・嵜・㟢」はいずれも「崎」の異体字です。
なかでも、右上が「立」のような形をした「﨑」は「たつさき」と呼ばれ、名字などに使われています。
パソコンやスマホで変換できない場合は、この記事に掲載した文字をコピーして使用してください。
参考資料
上級漢和辞典 漢字源 改訂第六版(学研)
※思えば、「漢字の旧字」の記事も増えてきたようです。










60爺




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