氷の部首は「水」!どの部分?「にすい」との違いも解説
「氷」の部首は、「水」と「冫(にすい)」のどちらなのでしょうか。
「氷」という字には点が付いているため、どの部分が部首なのか分かりにくいかもしれません。
この記事では、「氷」の部首とその位置、「氷・汚・泰」に共通する部首、「水」と「にすい」の違いを解説します。
「氷」の部首は「水」
「氷」の部首は「水(みず)」です。
「冫(にすい)」ではありません。
まずは、「氷」の基本情報を確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 漢字 | 氷 |
| 部首 | 水(みず) |
| 画数 | 5画 |
| 音読み | ヒョウ |
| 訓読み | こおり・ひ・こおる(「こおる」は表外読み) |
| 意味 | 水が冷えて固まったもの、水が凍る |
| 漢字の種類 | 常用漢字・教育漢字 |
「氷」は、小学校3年生で習う5画の漢字です。
漢和辞典では、水に関係する漢字をまとめた水部に分類されています。
「氷」の部首はどの部分?
字形の上では、「氷」から左上の点を除いた4画が「水」に当たります。
漢和辞典では「水」を部首とし、部首以外の画数は1画と数えます。
「氷」は偏と旁に分かれる漢字ではないため、「汚」のさんずいのように、部首が独立して見えません。
そのため、どの部分が部首なのか分かりにくくなっています。
見た目から部首を判断しにくい漢字には「麗」もあります。
「麗」の部首については、「麗の部首は何?読み方・意味・成り立ち・書き方を解説」で詳しく紹介しています。
「氷・汚・泰」はいずれも水部の漢字
「氷・汚・泰」は形が大きく異なりますが、部首はすべて「水」部です。
漢字の中で使われている形と、その呼び方を比べてみましょう。
| 漢字 | 部首 | 漢字の中での形 | 呼び方 |
|---|---|---|---|
| 氷 | 水 | 水 | みず |
| 汚 | 水 | 氵 | さんずい |
| 泰 | 水 | 氺 | したみず |
「氵」は、部首の「水」が漢字の左に置かれたときの形です。
「氵」を使う漢字には、さんずいに夕と書く「汐」などがあります。
「水」が変化した3画の部首であることから、「さんずい(三水)」と呼ばれています。
「氺」は、部首の「水」が漢字の下に置かれて変形した形です。
形や呼び方は異なりますが、「水」「氵」「氺」は、いずれも水部に含まれます。
したがって、「氷・汚・泰」に共通する部首を答える問題では、答えは「水」になります。
「氷」の部首が「にすい」と間違われやすい理由
「氷」の部首が「冫(にすい)」と間違われやすいのは、にすいがもともと氷を表す部首だからです。
「水」は、川の流れを描いた絵から生まれた漢字です。

一方、氷は透明ですが、中に白い筋が模様のように見えることがあります。
その筋を描いた絵から生まれたのが、氷を表す「仌(ひょう)」という漢字です。
「仌」は「冫」の異体字で、「冫」だけでも「こおり」を表すことができます。
「水」と「冫」はどちらも水に関係しますが、成り立ちの異なる別の部首です。
違いを表で確認してみましょう。
| 比較項目 | 水 | 冫 |
|---|---|---|
| 部首名 | みず | にすい |
| 画数 | 4画 | 2画 |
| 成り立ち | 川の流れを描いた形 | 氷の中に見える筋を描いた形 |
| 漢字の例 | 氷・汚・泰 | 冷・凍・凝 |
「氷」は水部に属しますが、「冷」「凍」「凝」は冫部に属します。
にすい自体が氷を表し、冷たさや氷に関係する漢字に使われているため、「氷」の部首も「にすい」だと思われやすいのです。
「氷」のもとの字は「冰」
「氷」のもとの字は「冰」で、「氷」はその略字です。
氷を表す「冫」だけでも「こおり」という意味を表せますが、意味を限定する符号として「水」を加え、「冰」という字が作られました。
「冰」の部首は「冫」ですが、それを略した「氷」の部首は「水」です。
「氷」とにすいは字の成り立ちでは深い関係にありますが、現在の「氷」の部首を答える場合は「水」が正解です。
まとめ
「氷」の部首は「水(みず)」であり、「冫(にすい)」ではありません。
「汚」の「氵」や「泰」の「氺」も「水」が変形したもので、「氷・汚・泰」はすべて水部の漢字です。
一方、氷の筋を表した「仌」は「冫」の異体字で、「冫」だけでも「こおり」を表します。
「氷」のもとの字である「冰」にはにすいが使われていますが、略字である「氷」の部首は「水」と覚えておきましょう。
参考資料
上級漢和辞典 漢字源 改訂第六版(学研)
部首ときあかし辞典(研究社)








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