空の部首は何?「穴かんむり」になる理由をわかりやすく紹介

2025年3月6日

「空」の部首は「穴かんむり」です。

一見すると「うかんむり」のようにも見えるため、混同されがちですが、漢字の成り立ちから見ると「空」は「穴かんむり」の漢字に分類されます。

部首は形の印象だけで決まるものではなく、「漢字が本来どんな意味を表していたか」が基準になります。

この記事では、「空」の部首がなぜ穴かんむりになるのかを、漢字の成り立ちや意味からわかりやすく解説します。

合わせて、よくある勘違いや、穴かんむりの他の漢字例も紹介するので、「空の部首」で迷わなくなります。

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なぜ『空』は穴かんむりになるのか

この「空」ですが、実は、小学2年生で学ぶ漢字なんですが、部首を間違える人が多いようです。

一見、うかんむりにみえる「空」の部首ですが何なのでしょうか?

「空」の部首は「あなかんむり」です!

「空」の部首が穴かんむりになる理由は、漢字の成り立ちにあります。

「空」は、「穴(あな)」と「工(突き通す)」からできた会意文字です。

「工」は二線の間を縦の一線で「突き通す」ことを示す象徴的記号です。

ここから、空は穴が突き抜けている状況、「中が抜けた空間」「内部が空いている状態」を表す漢字となりました。

このように、意味の中心が「穴=内部空間」にあるため、「空」は部首として穴かんむりに分類されます。

単に見た目が似ているからではなく、漢字が表す意味の核が基準になっているのです。

「うかんむり」と間違えやすい理由

「空」の部首が「うかんむり」と勘違いされやすいのは、形がよく似ているためです。

うかんむり(宀)は、家や屋根を表す部首で、「家」「安」「守」など、建物そのものを意味の中心に持つ漢字に使われます。

一方、穴かんむりは「建物や地面の内部」「空間そのもの」を表す部首です。

「空」は屋根や家を表す漢字ではなく、「中が空いている状態」を意味する漢字のため、うかんむりではなく穴かんむりに分類されます。

見た目ではなく、意味の違いで区別することが重要です。

穴かんむりの漢字と「空」の共通点

穴かんむりの漢字は、「内部」や「奥」「空間」を意味の中心に持つ点が共通しています。

「空」もまた、「何もない」というより「中が抜けた状態」「内部が空いている空間」を表す漢字です。

この意味的な共通性こそが、「空」が穴かんむりに分類される理由です。

形が似ているかどうかではなく、漢字が本来持つ意味が部首判定の基準になっています。

穴かんむりの漢字にはどんなものがある?

穴かんむりを部首に持つ漢字には、「空」のほかに、次の漢字があります。

これらの漢字に共通しているのは、いずれも「内部」「奥」「空間」といった意味を持っている点です。

たとえば、「突」は穴の奥から突き出る動きを、「究」は穴の奥深くまで追究することを表します。

「窓」もまた、建物の内部と外部をつなぐ空間を意味する漢字です。

このように、穴かんむりの漢字は単なる形の分類ではなく、「中が空いている空間」や「内部構造」を意味の中心に持っています。

「空」も同じ考え方で理解すると、部首が穴かんむりである理由が自然に納得できます。

※こちらは、「かんむり」ではなく、「たれ」に含まれる漢字でした。
「病」の部首は「やまいだれ」!意味・由来と代表的な漢字を解説

「空」の読み方・意味

この「空」という漢字が、なぜ、あなの種類や状態に関する漢字が集められている「あなかんむり」に入っているのでしょうか?

「空」の基本情報

まずは、「空」の基本情報を見ておきましょう。

画数8画
音読みクウ
音読みむな・しい、そら
主な意味①穴が開いている
②何もない。からっぽ
③おおぞら
④突き抜けた穴
⑤うつろ

意味がたくさんありますが、それぞれの意の言葉を挙げておきます。

①中空②空虚③航空⑤空白

常用漢字表では、「クウ、そら、あ・く、から」の4つですが、上記にあるように、「むな・しい」という読みがあります。

なお、「空」には、二本のみの訓読みとして、「あ・き」「あだ」「あだ・し」「うつ」「うつお」「」うつ・け」「うつ・ける」「うつほ」等々、たくさんの読みがあるのです。

※漢字に注目して部首の記事を書いいています。
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よくある質問(空の部首に関するFAQ)

Q1. 「空」の部首は「うかんむり」ではないのですか?

いいえ、「空」の部首は「うかんむり」ではなく、「穴かんむり」です。

うかんむり(宀)は家や屋根そのものを表す部首ですが、「空」は建物や家を意味する漢字ではありません。

漢字の成り立ちを見ると、「空」は「内部が空いている状態」「中が抜けた空間」を表す漢字であるため、穴かんむりに分類されます。

見た目が似ているため混同されやすいものの、部首は意味を基準に決められています。

Q2. なぜ学校や辞書で「空」の部首を間違えやすいのですか?

「空」の部首が間違えやすい理由は、穴かんむりとうかんむりの形が似ていることにあります。

特に手書きや小さな文字では区別しにくく、「屋根がある=うかんむり」と感覚的に判断してしまいがちです。

しかし、漢字の部首は形ではなく意味によって分類されます。

そのため、意味の中心が「内部空間」にある「空」は、穴かんむりに分類されるのが正解です。

Q3. 漢和辞典では「空」の部首はどう扱われていますか?

一般的な漢和辞典では、「空」は部首を「穴部(穴かんむり)」として掲載されています。

漢和辞典では、漢字を構成する意味の中心となる部分を部首として分類します。

「空」は「穴」と「工」から成る会意文字で、「穴」が意味の核となるため、穴部に属します。

辞書で調べる際も、「穴かんむり」の部首索引から探すのが正しい方法です。

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まとめ|空の部首を一発で覚えるポイント

「空」の部首は「穴かんむり」です。

一見すると、屋根を表す「うかんむり」に見えるため混同されがちですが、漢字の部首は形ではなく意味を基準に分類されます。

「空」は「何もない」という抽象的な意味ではなく、「内部が空いている空間」「中が抜けた状態」を表す漢字であり、その意味の中心にあるのが「穴」です。

そのため、「空」は穴かんむりの漢字として整理されます。

見た目で判断せず、「中が空いた空間を表す漢字」と意味で覚えると、部首を迷うことがなくなります。

参考
上級漢和辞典 漢字源 学研
部首ときあかし辞典 研究社

※思えば、「漢字の旧字」の記事も増えてきたようです。

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

漢字の部首

Posted by 60爺