「延」の部首はえんにょう!しんにょうと間違えやすい理由も解説

「延」の部首は、「しんにょう」ではなく「廴(えんにょう)」です。

見た目が「進」や「近」と似ているため混同されがちですが、漢字の分類上は明確に異なります。

この記事では、「延」の正しい部首を結論から示したうえで、えんにょう」と「しんにょう」の違い、間違えやすい理由、書き順の注意点までを分かりやすく解説します。

どうか、最後まで、ごゆっくり、ご覧ください。

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「延」の部首は「廴(えんにょう)」!しんにょうとの違いは?

えんにょう(廴)としんにょう(辶)の違い|点の有無で見分ける

「延」の部首は、冒頭で申し上げたように、辶(しんにょう)ではなく、廴(えんにょう)です。

形が似ているため混同されがちですが、漢字の分類上、この2つはまったく別の部首として扱われます。

しかし、「進」「近」「通」など、しんにょうの漢字を多く見ていると、「延」も同じ部首だと誤解しやすくなります。

しかし、「延」は、点のない「廴(えんにょう)」に分類される漢字です。

なお、辶(しんにょう)、廴(えんにょう)の語尾にある「にょう」とは、漢字の部首のうち、次の位置にあるモノを言います。

漢字の部首「にょう」の説明

えんにょうとしんにょうの違い【一覧】

項目廴(えんにょう)辶(しんにょう)
読み方えんにょうしんにょう
形の特徴点がない点がある
表す意味行く・のびる道・進む
主な漢字延・廷・建進・近・通・遠
「延」の部首〇 正しい✕ 誤り

見分ける際のポイントはとてもシンプルです。

部首部分に点があれば「しんにょう」、点がなければ「えんにょう」と覚えるだけで、多くの漢字を正しく判別できます。

なお、「延」は見た目こそ「進」などと似ていますが、意味や成り立ちの面でも異なります。

この違いについては、後の章で「延」の意味や成り立ちを通して詳しく解説します。

豆知識:えんにょう(廴)のベース

「えんにょう(廴)」は「ぎょうにんべん(彳)」の下部が長く伸びた形を示しています。

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間違いやすい漢字:えんにょう vs しんにょう

「延」の部首が間違われやすい最大の理由は、えんにょう(廴)としんにょう(辶)の形がよく似ていることにあります。

特に、学校や日常で目にする頻度が高いのは「進」「近」「通」などのしんにょうの漢字であるため、無意識のうちに「延」も同じ部首だと思い込んでしまいがちです。

しかし、両者は見た目が似ているだけで、部首としては別物です。

よく混同される代表的な漢字

部首「えんにょう」、「しんにょう」の代表的な漢字を見ていただきます。

  • えんにょう(廴)の漢字
  • しんにょう(辶)の漢字

これらを並べて見ると分かるように、決定的な違いは部首に「点」があるかどうかです。

しんにょうには必ず点が付き、えんにょうには点がありません。

なぜ「延」はしんにょうではないのか

「延」は「のびる・引きのばす」という意味を持ち、空間や時間が広がっていく様子を表す漢字です。

この意味合いは、「道」や「進行」を表す「しんにょう」よりも、「えんにょう」の持つ「行く・広がる」という性質に合致します。

そのため、見た目が似ていても、「延」はしんにょうに分類されることはなく、必ずえんにょうの漢字として扱われます

「延」を正しく「えんにょう」と理解できるようになると、「廷」「建」など、同じ部首を持つ漢字も自然と見分けやすくなります。

「延」の書き順注意ポイント:部首は最後に書く

「延の書き順|えんにょうは最後に書く

「延」を書くときに注意したいのが、部首である「廴(えんにょう)」を最後に書くという点です。

「えんにょう」は、左側や下側を囲むような形をしているため、つい最初に書きたくなりますが、正しい書き順では後回しになります。

一般的な書き順は次の流れです。

  1. 「正」の一画目は、右上から左下へおろします。
  2. 縦棒(2)⇒横棒(3)⇒縦棒(4)⇒横棒(5)の順に書きます。
    縦棒は上から下、横棒は左から右へと書きます。
  3. 最後にえんにょう(廴)を書く

これは、えんにょうが「動き」や「広がり」を表す部首であり、漢字全体を包み込む役割を持っているためです。

部首を最後に書くことで、字形が安定し、バランスの取れた文字になります。

「延」の意味と成り立ち

「延」には、主に次のような意味があります。

  • のびる・のばす
  • 長引く
  • 人を引っ張る

この漢字は、「止(進む足)」+「ノ(のばす印)」+「廴(進む)」の組み合わせです。

つまり、「歩幅を伸ばして進んで行く情景」を表した文字です。

ここから、空間的に間が伸びることを暗示しているのです。

この成り立ちを見ると、「延」が「道」や「進行」を意味するしんにょうではなく、広がりや継続を表すえんにょうに属している理由がよく分かります。

漢字の意味と部首は密接に結びついており、「延」も例外ではありません。

※漢字の部首については、複数述べていますが、下記の部首の名称もちょっと変わっています。
「のぶん」という部首がある!?その由来は知って納得・本来の名称は
「したごころ」という部首を知ってる?知ってる漢字がいっぱいあるよ

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まとめ:これで「延」の部首はマスター!

「延」の部首について、重要なポイントを整理します。

  • 「延」の部首は 廴(えんにょう)
  • しんにょうではない
  • 見分け方は「点があるかどうか」
  • 書き順では、えんにょうは最後に書く
  • 意味や成り立ちも、えんにょうの性質と一致している

「延」は見た目の印象から誤解されやすい漢字ですが、一度正しく理解すれば、同じ部首を持つ漢字もまとめて覚えられます。

この記事を読んでいただいたことで、「延 部首」で迷うことはもうありません。

参考
上級漢和辞典 漢字源 学研
部首ときあかし辞典 研究社

※思えば、「漢字の旧字」の記事も増えてきたようです。

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

漢字の部首

Posted by 60爺