女3つの漢字は「姦」|読み方・意味・由来をわかりやすく解説
「女」が3つ並んだ漢字を見たことはありますか。
パッと見ただけで強い印象を受けるこの字は、実際に存在する正式な漢字です。
本記事では、「女3つの漢字」は何と読むのか、どんな意味を持つのか、そしてなぜそのような意味になったのかを、漢字の成り立ちや歴史的背景からわかりやすく解説します。
漢字クイズや雑学としても使える知識なので、ぜひ最後までご覧ください。
女3つの漢字は「姦」【結論・読み方】

女が3つ重なった漢字は「姦」です。
- 漢字:姦
- 読み方:カン よこしま かし・ましい
- 部首:女(おんなへん)
- 画数:9画
この「姦」は、実在する正式な漢字で、辞書にも掲載されています。
意味としては、次のような、好ましくない状態や行為を表す言葉として使われてきました。
- よこしま
- みだら
- 不正・不道徳な行い
なお、「女」が3つあるからといって、現代的な意味で女性そのものを評価・断定する漢字ではありません。
この字がなぜこのような意味を持つようになったのかについては、次の章で、漢字の成り立ちや歴史的背景から詳しく見ていきます。
「姦」はどんな意味の漢字?成り立ちと歴史
「姦」という漢字は、会意文字に分類されます。
会意文字とは、複数の意味を持つ部品を組み合わせて、全体の意味を表した漢字のことです。
この場合は、「女」という字が3つ組み合わさっています。
古代中国では、複数の人が集まる状態を、秩序が乱れやすいもの、不正が生じやすいものとして捉える考え方がありました。
そのため、「女」が重なった形から、先程も言いましたが、次のような好ましくない意味を表す漢字として成立したとされています。
- よこしま
- 乱れる
- 正しくない
重要なのは、この意味づけが当時の社会的・文化的背景に基づくものである点です。
現代の価値観で見ると違和感を覚える表現ですが、「姦」は特定の性別そのものを評価するために作られた字ではなく、古代の観念を反映した象徴的な表現として生まれた漢字だと理解するのが適切でしょう。
なぜ女が3つで「やかましい」と言われるのか
「女が3人集まるとやかましい」「かしましい」といった言い回しを聞いたことがある人も多いかもしれません。
しかし、これは漢字「姦」本来の意味から直接生まれた表現ではありません。
「かしましい」という言葉は、主に日本語の慣用的な言い回しとして広まったもので、下記の様子を表すために、後付け的に「女3つの漢字=姦」と結びつけて解釈されるようになった側面があります。
- 人が集まって賑やかになる様子
- 話し声が多くなる様子
つまり、漢字「姦」=「やかましい」という意味が、もともとあったわけではありません。
現代では、この表現が性別に対する固定観念を助長するものとして受け取られる場合もあるため、使い方には配慮が求められます。
漢字の成り立ちと、日本語としての表現は分けて考えることが大切です。
なお、漢字「姦」は音読みでは「かん」と読むのが一般的ですが、辞書によっては「姦しい(かしましい)」を訓読みとして載せているものもあります。
これは「やかましい」「騒がしい」といった意味を表す用法で、漢字の意味から派生した日本語的な読み方と考えられています。
「女」が重なる漢字一覧(女・奻・姦)

「女」を含む漢字の中には、字形として「女」が重なって構成されているものがあります。
ここでは、実在する代表的な例を整理して見ていきましょう。
女が1つの漢字「女」
「女」は、女性を表す基本的な漢字です。
象形文字に由来し、ひざまずいた人の姿をかたどったものとされています。
多くの漢字の部首としても使われています。
女が2つの漢字「奻(じょ/なん)」
「女」が2つ並んだ漢字に「奻」があります。
- 読み方:じょ/なん
- 意味:争う、もめる
この漢字は辞書には載っているものの、現代日本語ではほとんど使われることがありません。
「女」が重なることで、対立や不安定な状態を表すという、古い漢字の発想が反映されています。
女が3つの漢字「姦(かん)」
「女」が3つ重なった漢字が、本記事のテーマである「姦」です。
- 読み方:かん
- 意味:よこしま、みだら、不正
視覚的なインパクトが強く、雑学や漢字クイズなどでも取り上げられることが多い漢字ですが、その意味や成り立ちは、当時の社会的背景を理解した上で捉える必要があります。
なお、「女」が4つ重なった正式な漢字は存在しません。
インターネット上で見かけるものは、創作的な表現や装飾的な字形です。
なお、「姦」は同じ字形が3つ並ぶ「品字様(ひんじよう)」の漢字でもあります。
品字様とは、同じ漢字や部首を3つ重ねて意味を表す漢字の構造を指し、「森」「晶」「品」などが代表例です。
「姦」も「女」という要素を3つ重ねることで、状態や性質を強調して表した漢字だと考えられています。
その他の例としては、「心」が3つ重なった「惢」や、「石」が3つ重なった「磊」があり、記事をアップしています。
⇒ 心3つの漢字「惢」!読み方から意味・各機器での打ち方まで総特集
⇒ 石3つの漢字「磊」!読み方から意味・四字熟語までガッツリ総特集
まとめ
女が3つ重なった漢字は「姦」で、読み方は「かん」です。
この漢字は、会意文字として成立し、古代の社会観や価値観を背景に、「乱れ」や「よこしまさ」を表す意味を持つようになりました。
また、「女が3人集まるとやかましい」といった表現は、漢字本来の意味というより、日本語の慣用的な解釈が後から結びついたものです。
現代では、漢字の成り立ちと表現の使い方を切り分けて理解することが大切だと言えるでしょう。
「女3つの漢字」という素朴な疑問をきっかけに、漢字の奥深さや歴史的背景に触れていただけたなら幸いです。
※カテゴリー「同じ漢字3つで構成される漢字」の記事です。








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