将棋の八大タイトル その名称と序列、番勝負について解説する

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将棋には、今年度(2018年)から叡王戦が創設され、タイトルの数が八つになりました。これらを八大タイトルと呼んでいます。今回、この八大タイトルとは何かを見ていきましょう。

1.タイトルの名称と序列

昨年(2017年)、羽生善治竜王が、棋界最高と言われる「竜王」を奪取したことで、永世七冠を達成しました。この栄誉をたたえて、今年、国民栄誉賞を受賞したことは、皆さんの記憶に新しいと思います。

さて、ここで言っている七冠(現在、一つ増えて八冠)ですが、これが将棋界におけるタイトルです。その名称と序列を以下に掲げます。竜王&名人>叡王>王位>王座>棋王>王将>棋聖

これらのタイトルを持つタイトルホルダーは、このタイトルを以って呼ばれます。現在(2019/2/26現在)のタイトルホルダーは以下の通りです。

タイトルを二つ持つと、上記のように、豊島二冠、渡辺二冠とも称されます。

タイトルの序列は、伝統と賞金額の多寡によるものです。名人と竜王の序列は同格とされています。

序列は賞金額の順であると言われています。

賞金額は竜王戦のみ公開されており、竜王獲得者は4,200万円(敗者でも1,500万円)です。すごいなーー。賞金額(推定)は、こちらのページを見てください。

2.タイトル戦

(1) タイトル戦の詳細

これらタイトル戦の対戦方法はすべて異なりますが、基本的に全棋士が参加して、挑戦者を決定し、1年に1回タイトルホルダーと挑戦者が番勝負を行って、その年度のタイトルホルダーを決定します。

それぞれの棋戦のシステムについては、次の解説をご覧ください。

(2) 番勝負について

番勝負とは、タイトルホルダーと挑戦者が複数回の対局を行い、勝数が多い方を優勝者等とする仕組みを指す言葉です。

将棋の番勝負には、五番(王座、棋王、棋聖)の番勝負と、七番(名人、竜王、叡王、王位、王将)の番勝負があります。

五番勝負は先に三勝、七番勝負は先に四勝した棋士がタイトルを獲得します。タイトルホルダーが制勝すれば防衛、挑戦者が勝てば奪取と呼ばれます。

(3) 一日制と二日制

さて、タイトル戦には、一日制と二日制があります。

一日制とは、前日に現地入りして検分を行い、勝負は翌日一日で決着がつきます。五番勝負の王座、棋王、棋聖の各棋戦と、七番勝負の叡王戦が一日制で行われます。

さて、七番勝負ですが、叡王戦を除く四つのタイトル戦は2日制で実施されます。

二日制は、前日に現地入りし検分を行います(タイトル戦によっては、前夜祭が行われることがあります)。そして、勝負が2日に渡り行われます。七番勝負の名人、竜王、王位、王将の各棋戦がこれに当たります。

勝負が二日に渡りますので、初日の決められた時間に、手番の棋士が差し手を紙に記載(封じ手という)し、それを保管して一旦勝負を中断します。翌日、これを開封して勝負を継続する方法が取られています。

(4) その他

また、番勝負は、基本的に、全国各地の旅館などで実施されます。中継ブログなどで、各地の名産などが紹介されますので、一度、ご覧になってみてはいかがでしょうか。棋士の注文したおやつや、食事なども公開されています。

3.タイトル戦の実施時期

以上でお分かりになるように、年間に挑戦者は八大タイトルで八名のみです。

全棋士(160名)を越える棋士が、1年間に渡り勝負を繰り広げ、1名だけが挑戦権を得て、タイトルホルダーと雌雄を決する訳です。

このことから、挑戦権を得るだけで、並大抵のことではないことがわかりますよね。

最後に、タイトル戦の実施時期を述べて、本記事を終了します。

  •  竜王戦:毎年10月から12月
  •  名人戦:毎年4月から7月
  •  叡王戦:毎年4月から6月
  •  王位戦:毎年7月から9月
  •  王座戦:毎年9月から10月
  •  棋王戦:毎年2月から3月
  •  王将戦:毎年1月から3月
  •  棋聖戦:毎年6月から8月

4.永世位について

今年創設された叡王戦以外には、永世位が設けられています。タイトルを一つ獲得するのも大変なのに、さらに獲得数により永世位を得ることができます。

この内容については、次の記事をご覧ください。

七大タイトルの永世位について

毛色が違う記事ですが、こちらもご覧ください。

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